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奇跡のインド17

以上が私のインド旅行記である。

しかし、この旅の、本当に素晴らしかった部分については、ほとんど書けてないんじゃないかと思う。
この旅で本当に素晴らしかった部分というのは、実は人だった。人というのは特に、参加者のことだ。

この旅に参加していた40人あまりの人の多くは、今回の旅行を主催しているヨガ教室で、講師養成コースを終えた人たち、もしくは現在受講中の人たちだった。私と同室になったSさんも、コースをかつて終えた中のひとりだった。

私は1年ちょっと前、ここの講師養成コースに参加することを検討した。しかし、結局参加はせずに、今は全然別の分野の違う講習を、結果的に受けている(そしてそれもとても楽しい)。だから、もしかしたら私の同期になっていたかもしれない人たちが、このツアーに参加していたわけだ。
私は養成コース参加を見送ったが、参加を決めた人たち、そして終えた人たち。その違いはどこにあったのだろう。私は気になって、旅行中参加者たちに聞きまくった。
そして、みんながそれぞれの動機で養成コースへの参加を決め、卒業生たちはそれぞれの道を歩んでいることがわかった。その一つひとつのエピソードが、私にとってはすべて、とても興味深かったのである。そしてみんな魅力的だった。

参加者の中には、私が受講しているヨガ教室で教えている人も複数おられた。そもそも私が今回の旅の参加を決めた大きな要因の一つは、敬愛している先生が参加されることを知ったことだった。先生が、私をこの旅に間接的にいざなってくださったことを、私は大いに感謝している。

そして何と言っても、院長先生だ。院長先生とは、この旅に参加するまで、実際にお目にかかったことはなかった(いつも先生のヨガクラスは、オンラインで受講しているが)。しかし院長先生は実に素敵な方だったし、多くの受講者を惹きつけていることがわかった。その結果が、こんなに多くの養成コースの参加者や、この旅行への参加者を生んでいるのだろう。ましてやヨガクラスの受講生は、その何倍もいるわけだ。広い意味では私も受講生のひとりだ(オンライン受講生なので、モグリみたいなものだが)。

そのようなヨガ仲間の人たちと、一緒に旅することができたことに、本当に感謝している。

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