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だってしかたないじゃない

前回投稿してから、あいまいさを受け入れられるようには、まだなっていない。
当たり前だ。人間、そんなにすぐには変わらない。

だけど、思ったことがある。物事にはいろいろな側面がある。あいまいさを受け入れたいと思ってから、いろいろな側面が、ほんの少しだけだけど、見えるようになった気がする。

物事をありのままに見つめることは、実は難しいように思う。人間はどうしたって自分のフィルターを通して物事を見がちだからだ。フィルターごしに見る世界は、フィルターをかけた世界にしか見えない。そしてしばしば、自分がフィルターをかけて世界を見ていることに、私たちは気づかない。

私は今、苦境を迎えている(大した苦境でもないような気もするが、私にとっては苦境だ)。苦境だから苦しい。逃れたいとしか思わない。苦境も我が愛すべき人生、なんて思えないし、苦境がない人生なんてつまらないじゃないか、なんて思えない。

だけど、私があいまいさを受け入れられるようになるために、今、苦境が訪れているんだ、もっと柔軟な物の見方を身につけるために、今があるんだと思えたら、少しは楽になるのかもしれない。忍耐力も、期せずして養えるかもしれない。そういう意味では苦境にあることも、実は幸せなのかもしれない、今はとてもそんなふうには思えないけれど。
苦境は、今足りないもの埋めるための試練で、人生のスパイスだと思えれば素敵だ。安穏なだけの人生なんてつまらない、のだろうか。

苦境を苦境のまま、なんとかやり過ごしたいものだ。いい時もそのうち来ると思いたい。

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