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土曜ドラマ

NHK番組をよく見る。土曜はドラマ。

精神科医のお話。
第2話は双極症がテーマ。

双極症の兄を演じる役者さん。一瞬一瞬で躁鬱が入れ替わる微妙な演技に、繊細なストーリーが胸を打つ。

医療保護入院の緊迫感や入院風景の場面を見て、「居場所」の利用者さんと重ね合わせた。
双極症Ⅰ型の方で、若い頃から激しい躁と鬱を繰り返し、入院も数回経験されているそうだ。躁の時は浪費もすごかったし、家族間でも激しいやり取りがあったとか。
今は服薬や規則正しい生活のおかげで安定しているそう。
「居場所」にたどり着いて良かった、とよく話されている。

ドラマの入院シーン。同じ病気の患者同士での会話。会話の中から別の患者を見下していることに気がつく。
この場面も重要に感じた。
利用者さんとスタッフ(自分)の関係で反省する点は多い。
利用者さんはなりたくて病気や障がいをもったわけではない。できないことも多い。私にも出来ないこともある。が、スタッフという立場を利用して、上から目線で行動していないか、と。

それにしても、世の中がもっとおおらかで、風通しがよかったら、こんな病気は生まれにくいのでないだろうか。
個人の問題ではなく、社会問題だと思う。

次回はパーソナリティー症。



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