共通テストの後に読んで欲しい話
初めに
共通テストを今年度受けて皆さんにつきましてはとりあえずお疲れ様でしたと言いたいです。普段の模試なら朝早くから夜まで1日で全科目を詰めて行うのとは異なって、2日に分けて間の休憩時間も長くてその分もちろん苦手教科が難化する不安も抱えながらやるというのはまた別の精神的負担も多かったことであると思われます。そんな中でひとまず今日を乗り越えて明日学校や予備校で自己採点を待っている方や浪人生で東進の自己採点システムを待っている方、あるいはもう自己採点を終えてしまっている方もいるかもしれませんがぜひ、少しでも気分転換にでもなれたなら幸いです。
共通テストに対する認識
ほとんどの方にとっては共通テストはあくまでも1次試験に過ぎない。私立の個別日程や国公立前期後期の試が最後の試験となる場合が多いことでしょう。メディアでは共通テストはセンター試験の時代からすごく囃し立てられているし、youtuberらの受験生へのメッセージ動画なるものも共通テストに対してというものが大半であろう。もちろん点数配分によっては共通テストの点数によって大半が決まってしまうような大学学部も存在していることは十分承知の上ではあるがそれでもやはりこれで終わりではないということは間違いなく留意していただきたい事項の一つではある。もちろん結果の良しあしによって精神的に左右される部分も多いと思われますが、明日から2次試験へ向けて頑張るのも良いし、いったん1週間くらいはゆっくりしても良いからとにかく歩みを辞めないことをお勧めします。
志望校を決めるにあたって
私立志望で出願が年明け前後とかの方はすでに済ませている方も多いかもしれないが、国公立志望の皆さんにとっての一大イベントとしてここから出願校を決定しなければならない。そこでかねてより自分の行きたい大学が一つに決まっていて周りに何を言われようとあまり関係がない、あるいは申し分ない高得点をとれたのならば良いがこのようになるパターンは稀である。そこで先生との面談がやってくるわけではあるが僕から言えることは学校や予備校に簡単に消費されないで欲しい。それだけである。基本的に先生の言うことは正しい。なぜなら統計による客観的事実や本人の多くの経験が存在するからである。どこでも良いから自分が楽に合格できるところに行きたいというスタンスならもちろんそれに従うというのは有効な手段であると思われる。しかし、あなた自身のことについてその人らは知らない。当たり前だ。他人の内面なんて見れないからである。自分以外の人にも心が存在して、ロボットではないという証明は果たして可能なのか?… それはそれとして
もちろん結果をもとに判断されるべきではあるが、あなたがそれまで重ねてきた精神的な葛藤や苦悩についてすべてを知る人はいない。もし、自分の中にわずかながらの意志や迷いがあるというのならば簡単に他人にすべてを委ねない方が良い。結局は合格実績の1駒にされて終わってしまうことになるから。そして自分がその後納得がいかない理由を他人のせいにしてしまう原因ともなりうるだろう。あなた以外は人生の責任なんて誰も取ってくれない。自分で決めてそれをやりきったのであればどんな結果も受け入れられるかもしれない。
ここからの仮面浪人について
仮面浪人の人は皆ファミリーだと思っている。(固定ツイート参照)私立の場合は分からないけれど国公立の場合はここから最後の授業が近づき、2月の頭くらいまで期末テストがやってくるだろう。自分は最低限の必修しか履修していなかったけれどもそれでも全部で16単位分あってしかも理系だったから実験もあった。自分のきつかったアピールはみっともないのでここまでにして。本来の受験勉強とは違うこともしないといけないしやることが多すぎてかなり厳しい時期になってくると思います。かつてそれを経験したものとしてはぜひ頑張っていただきたい。医学科とかについては全く分からないが、ここの時期を乗り越えることができればそれ以上に極度の精神的圧迫感に襲われるようなことは少なくとも受験をしない大学生になればやってこないだろう。しかもその記憶がどこかであなたを支えてくれることにもなりうるだろう。
おお、我が兄弟よ。戦うものよ。わたしは愛する。君だけの道を超えなければならない。見えるか、あの超人への橋が―。
ツァラトゥストラはこう語った。
なんちゃって。ドイツの哲学者ニーチェの著書「ツァラトゥストラかく語りき」風に書いては見たものの自分はそんなに偉くはない。とはいえ末人にだけはなるまいとは思ってる。
終わりに
ひとまず2日間共通テストをしっかりと戦い抜いた皆さんは偉大だ。もう受験を終えてしまった者の言葉などなんの価値もないかもしれない。少し休んでからまた来る二次試験に向けて頑張ってください。少しでも良い結果になることを願っています。
読んでいただきありがとうございました。