止まらない読書
夏休みが終わって1週間が過ぎるのに…私はすっかり発信を止めてしまっている。公式LINEも、ラジオトークも、このnoteも、インスタグラムも。
時間がとまったかのように、何も手につかない日々…
そうは言っても、毎日5時に起きてお弁当も作っているし、お掃除もお買い物もお料理もしているし、相変わらず教室で子どもたちとおしごともしている。お教室の実験や制作を考えたり、お便りをつくったり、後期に向けてのあれこれも考えて続けている。けれど、それ以外のことが全然手につかない。
急に発信をストップしてしまったからか、あちこちから「元気にしていますか?」とメッセージが届く。こういうことが、一年に何回かある。
というのも、夏休みから読書の波にのまれて、深く深く潜りこんで、そこからなかなか這い上がれずにいるから。もちろん何年ぶりに買った小説1冊をのぞいて全て仕事に関連する本。
子どもの発達、発達障害、教育心理学、保育心理学、子どもの精神医学、不登校、子どものトラウマケア、親の子育て不安、アタッチメント、インナーチャイルド、対人支援、コーチング、遊びの発達、プレイセラピー、臨床心理、カウンセリング、モンテッソーリ教育、シュタイナー教育、オルタナティブ教育、療育、海外の子育てや教育…などなど
興味の赴くまま開いて、その世界に没頭。途中新たな疑問が湧いたら、そのテーマを探究するために次の本に移る。こうしてあちこち行き来したり、何度も戻ったり、また買い足したり、昔の本を開いたり。
「どうやって学んでいますか?」と質問されることが多いのだけれど、私はこうして本や研究論文を読んで学んでいます。受けたい講座もたくさんあるけれど、今はなかなかスケジュールが合わなかったりして、そうこうしているうちに忘れてしまったり、次回開催を待っている時間が長くてもったいないと感じたり。
こうして自分の「なぜ?」「どうして?」という疑問を起点に学びを展開していくと、ジャンルに囚われることがなく、物事を多面的に捉えられるという利点もあるし、何より、早朝だろうが夜中だろうが、5分でも6時間でも、自分の予定と欲求に合わせて学べるのがいいところ。
学生時代や単身時代のように、自分の都合だけで予定が決められる生活とは違って、今は仕事の予定と子どもたちの予定、家族の予定が優先。その隙間に自分の学び時間や趣味時間を入れるとなると、以前にも増してこの学びかたが生活スタイルに合っているなぁと気持ちも楽です。
ただ、過集中になりやすいので。今みたいに潜り込むとなかなか出てこれない時期があるというデメリット(?)もありますね。
私の場合、こうやってインプットをしまくっていると、ある時、これまで頭や心や身体中にあったモヤがパーっと晴れて、言葉が止まらなくなる時がやってくる。言葉にもならないバラバラの小さなピース(疑問、体験、知識)がピッタリはまって、カチンとスイッチが入って全部がパーっと明るくなったみたいに。
その時がいつやってくるかはわからないけれど、それが目的というわけではないから。今は静かで薄暗い中で、ただただ読みふける。調べまくる。時には「これか!」と宝物を見つけたみたいに興奮したり、切なくて泣いたり、いろんな子どもたちを思い出したり、自分の子育てを振り返ったり、次にやりたいことを考えてワクワクしたり。
メッセージをくださった皆さま、ありがとうございます。
もう少ししたら浮上して、外の生活を再開しますね。