【シャニアニ2nd二章ネタバレあり感想】六話、すーごくよくない?
現在劇場にて先行上映が行われているアニメアイドルマスターシャイニーカラーズ2ndseason第二章、想像を超えた完成度となっており個人的に最も感情を揺さぶられた章となりました。
一方、高密度かつ単体としての完成度の高い原作再現回が概ね高い評価を受ける中、アニメオリジナル回となる第六話の評価が比較的低いものとなってしまっている気がします。
劇的な展開は用意されておらず、今後のユニット回への伏線的な内容が多かった六話ですが、個人的に感じたものは他に負けず劣らず多かったのでその一端でも共有したい!という思いのもと、あえて六話(そしてその周辺)の感想・考察を綴りたいと思います。
⚠️シャニアニ2nd及びシャニマスのネタバレを含みます
⚠️初noteなので読みにくい部分等は申し訳ありません…
第五話ED
ノクチルの4人が白い空間に佇み、影が長く伸びる一枚絵が四人バラバラに描かれていた第五話ED。
あの白い空間、プリズムフレアのラスサビで283プロのアイドルたちが踊っていた空間によく似ています。
また、この時点でプリズムフレアのOP映像は流れていません、おそらくこの回のプリズムフレアはノクチル加入前のバージョンが使われているのではないでしょうか。
ステージの上で歌わなかった彼女たちは『アイドル』ではなく、また、彼女たちも『アイドル』になることを望んでいるわけではない、ということを意味するED、そしてノクチルのOPへの不参加なのではないのかな…と個人的には感じました。(推測に過ぎないけれど…)
第六話「ほんとの気持ちのその先に」
主に今後のユニット回への伏線張りが行われた回でした。
ここでは真乃とノクチルのパートに絞って感想を書きます
真乃は第一章であさひに「何を頑張るっすか?」と問いかけられ、その答えに詰まっていた様子。がむしゃらに努力してきた一期との空気感の違いを如実に表すようなセリフであり、すごく好きです。
しかし、6話ではハロウィンライブではファンとの交流を通じて「本当の気持ち」に気づけた、と真乃はイルミネ内で語り合います。『お星様みたいなアイドルになりたい』という彼女の夢の尻尾を捕まえられたような気がして嬉しい言葉でした。
そして、屋上で透と真乃は語り合うシーン。
透『真乃ちゃんってアイドルなんだ』
努力を重ね、ファンの前でアイドルとして輝いた真乃、そんな真乃の姿は透にとってまさにアイドルだったのでしょう。
そして空の話。
暗雲立ちこめる空は283プロのアイドル達が立ち向かう障壁、そしてノクチルがこれから飛び立つ空(業界)を示しているのでしょう。
5話で業界に幼馴染の絆を踏みにじられた透の目に映るのは「雲」。
しかし、真乃はその隙間に「晴れ間」(ほんとの気持ち)を見出しました。
極めて雑な言い方をすれば、今後のユニット回には『曇らせ展開』が待っています。しかし、彼女たちのやり方で「ほんとの気持ち」に気が付くことにより、雲を突き抜け、さらなる高い空へ飛んでいくことができる!というシャニアニ2ndの軸を示すような、そんな羅針盤のような回となっているように感じられました。
そして、『ほんとの気持ちのその先に』というタイトルはまさにこれから彼女たちの目指す先を指し示すタイトルであるように思いました。
努力の先に見える何かを知った透、動力なく彷徨っていた船は再び動き始め、「飛べるかも」という言葉と共にノクチルはライブへの参加を決心しました。
「どこへ向かうのか」という答はでないまま浅倉透を原動力にして動き始める、ノクチルらしい始まりで100点満点です。
第7話OP
ここで満を持してのノクチルのOPへの登場、確実に階段を”登り”、歌声を上げ、皆で踊り、空へと飛び立ったノクチルの姿はようやくアイドルとなり、『駆け出した』のだな…と感じさせる真OPの解禁、そしてタイミングでした…
そして三章へ
透GRADを感じさせるようなセリフ、そして真乃の今回のライブへの心持ちが予告には盛り込まれていました。六話の会話からの成長です。
六話は真乃の成長、そしてノクチルの転換点、283プロの物語、という全てをつなぎ止める役割に加えユニット回に向けた伏線の設置という多大すぎるタスクを抱えています、アニメの全体像が見えた時、改めて再評価してあげてほしい回だな、と個人的には思う次第です。
まとめ
5話、そして6話は「どこへいくのか」という答えを誰も持ち合わせないままアイドルデビューしてしまった、というノクチルWINGと天塵前半との融合的なシナリオを消化するという思い切った構成なのではないかと思います。
アイドルじゃない彼女達がしてしまった行いはアイドルとして許される行為ではない、という思いと、そんな4人だからこそ放てる輝きがある、というシャニPの葛藤はまさに原作のそれであり、原作を尊重した脚本だな〜と感じます
そこにWINGでの透の成長と真乃の成長のキッカケを掛け合わせ、シャニマス的な会話への盛り込み方をした結果六話の少々難解な会話が生まれたのだと思います。
とおまのは思想ではなく必然、そういうことなんです。
以上、とおまの過激派でした。
追記:六話EDだけはなんとかならないですか?
追追記(8/29)
そこまでやるなんて聞いてないぞ‼️
シャニマス運営が一番のとおまの過激派
恐れ入りました…私の負けです…