イギリス編page22~技術の頭打ちは知識、言語化不足~
自分事ですがおかげさまで、タンブリングに関して、
イギリスに来てからの成長が本当に凄くて、目に見えて爆速で成長してるんですよ。
これはもしかしたら、自分に運が回って来ているのもあるかもしれませんが、もっと冷静に考えた時に、確かな基礎を無駄なく、確実に学べているのが大部分を
占めているんだと思います。
周りにいる選手は、世界一や、ヨーロッパ覇者が勢揃いで、難しい技を簡単にやってのける強者ばかりですが、そこには確実に、今僕自身が教えて頂いている確かな基礎の上に成り立っているのが目に見えて、
あーやっぱりそうだよな、だからそれが出来るんだよなと、日々感じています。
語弊があるかも知れませんが、
体操に関して、日本にいて僕が今まで経験した環境は、才能のある選手、感覚の良い選手だけが、上にのしあがっていたイメージがあるのですが、確かな技術と言うのは、万人に通用する、継続すれば確かなものになる、正しく、細かく言語化されたものだと僕は考えています。
知識はやはり自分から取りに行くもので、技術面で頭打ちを感じたら自分の才能や自分自身の可能性を疑う前に、知識は十分なのか、この方法、考え方しかこの世の中には存在しないのかを疑い、探し求めるのが良いと思います。才能だけで決まる世界が、社会に伝えられる価値なんてしれてますよね。
何事においても、正しい技術が広まり、悩まなくていいことで苦しむ事が無くなり、情熱を持つ誰もが自分自身の可能性を感じられるような、そんな世の中である事を心から望みます。