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久しぶりにカードをひいてみたら

令和六年大晦日、ごゆっくりな午後です。

年末の掃除中に出てきた「日本の神様カード」を
たぶん1年ぶりにひいてみました。


水と土を象徴する二柱


ククリヒメ命
バックカードに イワナガヒメ命

ククリヒメは古事記には出てきませんが、日本書紀の一書(本文ではなく別の書)にチラッと出てくる神様です。

黄泉平坂で天と地とに引き裂かれる二柱(イザナギとイザナミ)の仲を取り持った「ご縁繋」の神様として白山比咩神社(石川県)に祀られ、同時に龍神とも関係が深いとされています。

今年は辰(竜)年でした。
わたし事で言うと日本列島(竜)の津々浦々で、ありがたいご縁を結んだ忘れられない年となりました。

そして
イワナガヒメ

大山津見神の娘で
コノハナサクヤヒメの姉。

木花之佐久夜毘売とともに天孫邇邇芸命(ににぎ)の元に嫁ぐが、石長比売は醜かったことから父の元に送り返された。大山津見神はそれを怒り、「石長比売を差し上げたのは天孫が岩のように永遠のものとなるように、木花之佐久夜毘売を差し上げたのは天孫が花のように繁栄するようにと誓約を立てたからである」ことを教え、石長比売を送り返したことで天孫の寿命が短くなるだろうと告げた。

wiki

ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの婚姻のエピソードです。

大山津見神は、花のように幾重にも繁栄するように、そして、岩のように命が延々と続くようにとの願いをこめて、姉であるイワナガヒメも一緒に嫁がせるのですが、イワナガヒメは醜かったため送り返されてしまいます。
そのため、ニニギノミコトは短命となった、つまり人間神に寿命ができたと伝えられています。

醜(みにく)い=見えにくい
掛け言葉です。

物事(人も含め)の本質は見えにくいもの。
一朝一夕では身につかない揺るぎない土台を確かに築いてゆけよ。
との意味が隠されています。

さざれ石のいわおとなりて苔のむすまで

「君が代」の一節。
小さな石が巖(いわ)になるまでの長い年月を表す比喩ですが、コノハナサクヤヒメが姉を想って詠まれたイワナガヒメがモデルになった和歌。とも。

ちなみにイワナガヒメは延命長寿の神様。

雲仙市 岩戸神社
洞窟の前に本殿がありイワナガヒメが祀られている


昔話は仮説だらけですね。
古事記などはそのまま読むとちっとも面白くありませんが、裏の意味や違う解釈に出逢うたびにアドレナリンが湧き出します。

天の叡智とつながるために
地に確かな根を張ること

そのために
・日常をおろそかにしないこと。
・人、事全てを整えること。
・面倒ごとはすぐに片付ける
・すぐ動く

今日カードから受け取ったメッセージですが
冬至から春分までに繋がるテーマともリンクしていて面白かった。
カードとの生活も再開しようと思います。


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