四国南東部のダイビングスポットの魅力
四国エリアはダイビングスポットが豊富でありながら、アクセスの利便性が少し劣る点が特徴です。しかし、その魅力は計り知れません。四国の南東部には、世界ジオパークに認定された「室戸」、日本で唯一テンジクザメが観察できる「甲浦」、そして50種以上の美しいサンゴが生息する「宍喰」と、見どころが満載のポイントが揃っています。これらのスポットは生物相が非常に豊かで、生き物好きやカメラ派のダイバーにとっては特に魅力的です。
四国のダイビングエリアは、関西や九州からのアクセスが比較的良好なこともあり、これらの地域のダイバーには非常に人気があります。また、その魅力は関東のダイバーにも伝わり、遠方から訪れる人も少なくありません。四国南東部は、一度訪れれば、その自然の豊かさと海の美しさに魅了されるエリアです。
1. 室戸(むろと)
特徴・要点:
黒潮の影響で多様な熱帯魚やウミガメ、大型の海洋生物が観察できる。
ドロップオフや洞窟、アーチなどのダイナミックな地形が魅力。
透明度が高く、特に洞窟内の光景が美しい。
おすすめポイント:
ウミウシが豊富で、ウミウシ愛好者に最適。
洞窟やアーチの探索で、スリリングなダイビングを楽しめる。
アクセス:
高知龍馬空港から車で約2時間。
最寄りの鉄道駅はないため、車かバスでの移動が必要。
2. 甲浦(こううら)
特徴・要点:
比較的浅瀬が広がり、初心者に優しいポイントが多い。
小魚の群れ、タコ、イカ、ウツボなどの岩場の生物が豊富。
冬にはウミウシが多く出現。
おすすめポイント:
のんびりとしたダイビングが楽しめる。
岩場と砂地の変化に富んだ地形で、生物観察がしやすい。
アクセス:
高知龍馬空港から車で約2時間半。
最寄りの鉄道駅は阿佐海岸鉄道の甲浦駅で、そこからタクシーや徒歩でアクセス可能。
3. 宍喰(ししくい)
特徴・要点:
黒潮に乗ってくる南方系の魚が多く、サンゴ礁も美しい。
ウミガメや大型の回遊魚も見られることがある。
砂地とサンゴ礁の両方が楽しめるスポット。
おすすめポイント:
透明度が高く、リラックスしたダイビングが楽しめる。
カラフルな魚たちが群れるサンゴ礁でのダイビングが魅力。
アクセス:
徳島阿波おどり空港から車で約2時間半。
最寄りの鉄道駅は阿佐海岸鉄道の宍喰駅で、駅からタクシーや徒歩でアクセス可能。
まとめ
それぞれ異なる魅力があり、ダイバーのレベルや興味に応じて選ぶことができます。また、アクセスには車が必要になる場合が多いので、事前に計画を立てることをおすすめします。
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