朝のコメダにて


今日は朝7時過ぎにコメダへ行った。久々のモーニング。


店に入れば「お好きなお席どうぞ〜」と店員さんの呼びかけ。



「お好き」と「お席」って噛んじゃいそうだな思いながら、二人席にウキウキ腰をかけた。もちろん一人。


カフェオレとモーニングセットを頼む。



ここだけの話、コメダは逆写真詐欺で好印象!みたいな近年のトレンド、全く納得いってないし素直に嫌いである。明らかに設定料金高いだろ。



モーニングは一見するとお得に感じるけど、やっぱり安くはないよな、と悶々としながら、メタクソに美味しいトーストと付属のたまごペーストに喰らいつく。
サクフワの権化とも言えるトーストの食感、たまごペーストのちょうど良いゴロツキ感、そして限られた時間にだけ提供されるというこの上ない特別感、、これなら多少割高でも許せちゃうわ。なんならもう一回、毎月、毎週、通って食べる価値がある、とまで思わせてくる。腹立つな



そんなこんなで二人のマダムが入店。真向かいの席に座った。



朝から二人でコメダ、よほど仲の良いマダムなのね。と特に何も気にせずモーニング後のPC作業をしていた。




ところがこのマダムたち、とんでもないオババであった。



店員さんがどのように問いかけたかはわからないが、注文内容を確認するや否や「だからさっき言ったでしょ」と強気の口調を二度ほど繰り出す。単純にその言い方だけでも「うお」っとなったが、店員さんが厨房に戻るや否や「少々お待ちくださいも言えないのかね」とオババ。




それだけでも十分不快であったが、さらなるトンデモを繰り広げる。セットを届けにきた別の店員に、あろうことか

「あの店員さんの態度ひどかったわよ、言い方が強いし、それなのにお待ちくださいも言わないし、、、」

と言い出したのである。さらには

「まあ別に私たちは良いんだけどね、でも他の人にそうしてたらねぇと思って、、」

と、ありがちなみっともない体裁を繕いだす始末。



もしかしたら本当に店員さんの言い方が悪かったのかもしれない。
だが注文内容を繰り返し聞いているその言い方に棘はなかったし、あなたたちが偉そうに「さっき言ったでしょ」と言っていたことを私は知っている。


その店員さんの態度は、単に自分たちにとって都合が悪かっただけであろう。それを都合よく事実を捻じ曲げて、自分たちは気分を害した側の人間であると芝居をしながら、店員さんの同僚でもある別の店員さんにわざわざ愚痴をこぼす滑稽な姿。



さっきまで美味しいトーストを食べながら爽やかに過ごしていたあの時間は全て存在しない夢であったのだと、私は再び汚い現実世界へと引き戻された。




私は今まで「お局」とやらに出会ってきていない。だが、世に存在する「お局」はおそらくああいうオババたちによって担われているのであろう。

















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