生、透明、こたえあわせ
ずっと死にたいと思うような日々でした。
私という魂は、どこにもないようでした。
ただ、呪いのように染み込んだ「恵まれている」ということを握りしめて、私は無理矢理身体を起こしながら生きていました。
大好きだったはずの世界を大嫌いだと思いながら過ごしていました。色とりどりの世界を白黒のようだと思いながら見ていました。時より微笑みかける世界に涙をこぼしていました。
寄木を見つけては縋りついていました。
それがたとえどんなに脆くても、私にとって根が張っていればそれは神の寄木でした。