ノンバイナリーな私の孤独感

私の割り当てられた性は女性ですが、性愛の対象は最近女性であると明確に認識しました。私の性自認は現時点でははノンバイナリーですが、そんなわけでずっと自分がなんなのかよくわからないというか、男ではないけど女も違う気がするという思いを持っていました。性って自認、性愛の対象、表現する性、割り当てられた性、社会が性をどう捉えているかによって位置付けられる立ち位置などによって、本当に多様なのですが、多様だけに、マイノリティと言われる人同士でも理解してもらいづらいという状況があると思います。

加えて、いわゆる性的マイノリティに対する差別や攻撃的な言説は、非常に過激で直接攻撃されなくても側で見聞きするだけでも怖いと感じます。

以前の記事でも書きましたが、言えないことがあると、自分の内面と言動に一貫性が保てなくて不安定になります。他者から見てもそれが胡散臭さとか、後ろ暗いところがあるのではという印象を受けることにつながるということがあると思います。

今思えば、そういういろんな自分の中の整理できない思いや、知られることに対する不安が、私自身のコミュニケーションのわかりにくさや、人格の不安定さ、他者と距離をとってしまうことに繋がっているのかもしれないと感じます。そしてそれが孤独感に繋がっているのかもしれないとも思います。

私は若い頃から孤独感をとても強く感じていて、でも、人には近づけないという心理状況になっていました。そして、孤独感が積って思春期の頃は人に受け止めてもらう(抱きしめてもらうこと、否定せず受け止めてもらうことのような感じ)ことに対する飢餓感が酷かったように思います。

そしてその飢餓感は今でも心の中にあり、時折強く現れます。

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