まる

自分がノンバイナリーかもしれないと思ったとき、そういう人の記事がとても参考になったのと、そうはいっても情報があまりなかったので、自分の状況や考えを書いてみようと思いました。

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自分がノンバイナリーかもしれないと思ったとき、そういう人の記事がとても参考になったのと、そうはいっても情報があまりなかったので、自分の状況や考えを書いてみようと思いました。

最近の記事

自殺は個人の選択?

最初に私の立ち位置(?)を書いておきます。私の性自認はノンバイナリーで割り当てられた性は女性です。性愛の対象は女性ですが、自覚したのは最近です。縁あって男性のパートナーがいます。 一般的に、性的マイノリティだと恋人やパートナーができにくいという状況があるし、人に言えないことがたくさんあるので孤独感に苛まれやすい環境にあると思う。SNSには存在を否定されるような言葉が飛び交っているし、ときには身近な人からも言われたりする(私はカミングアウトをしていないので、面と向かって私を否

    • 女性の体を持って生まれてきたこと

      現時点での私の性自認はノンバイナリーで、割り当てられた性は女性で、性対象は女性で男性のパートナーがいるという状況です(生まれた時代もあり、そもそもそんな区分や選択肢がありうるという認識もなく、違和感しかなくても比較ができるわけでもなく。私の状況にちぐはぐさを感じる人もいると思いますが、そもそもそんなフレームもなかった時代からの話です)。 幼少期から自分が女性であることに違和感を感じていたので、成長につれて自分の体が女性化することは本当に嫌でした。一方で、嫌だったとしても、自

      • 閉経ごろのいろいろ

        閉経が近づくと生理が不順になるわけですが、期間も3ヶ月ないかと思うと1週間後に来たりして、先が読めません。おまけに、血まみれ状態になるほど出血する時もあれば、軽い時もあります。重いときは服や布団まで血まみれになることもあるので、かなりな重装備で対応するようになりました(その時が重くなるか軽く終わるかわからないので。軽くて拍子抜けすることもあるけど、漏れるよりマシ)。そういう状態ということは、ホルモンバランスも不安定なので気持ちも体調も不安定になり、なかなか厄介です。しかもこう

        • 安心して自己開示できる環境

          私は割り当てられた性は女性で男性のパートナーがいて、最近性自認はノンバイナリーで性愛の対象は女性だと認識した状況なわけですが、そんな状況なので、同じような境遇の人とか、この状況を受け止めてもらえそうな人には出会えていません。 おそらく、周りにいないわけではないとは思うのですが、カミングアウトするにはリスクが高すぎて(リアル知人から、無理!みたいな話を聞いたり、snsの攻撃的な投稿をみると、とても話す気になれないというのが実情です)、結局言えないんですよね。 自分がこの立場

          受け止めてくれる人がいること

          自分の認知の問題(自分の受け取り方一つで問題が解決するもの)で解決しない問題は、自分だけでは解決できない。解決できるだけの知識と能力、人とのつながりがあれば解決できるかもしれないけれど、これはかなり大変。それだけ揃ってる人は、一握りだと思う。 だから、多くの場合、問題は解決できないまま、その問題にさらされ続けることになってしまう。解決できればいいけれど、解決できない場合に自分だけでその問題を抱えることは、結構しんどい。問題そのものを引き受けるしんどさもあるけれど、その問題が

          受け止めてくれる人がいること

          ノンバイナリーな私の孤独感

          私の割り当てられた性は女性ですが、性愛の対象は最近女性であると明確に認識しました。私の性自認は現時点でははノンバイナリーですが、そんなわけでずっと自分がなんなのかよくわからないというか、男ではないけど女も違う気がするという思いを持っていました。性って自認、性愛の対象、表現する性、割り当てられた性、社会が性をどう捉えているかによって位置付けられる立ち位置などによって、本当に多様なのですが、多様だけに、マイノリティと言われる人同士でも理解してもらいづらいという状況があると思います

          ノンバイナリーな私の孤独感

          言えないことで内面と外面に一貫性が損なわれると心理的にしんどくなる

          私は性自認がノンバイナリーで性愛の対象は女性で男性のパートナーがいます(性自認と性愛の対象を明確に自覚したのは最近で、パートナーとの関係構築はそれ以前の話になるため、結果的にこのような形になっています)。しかし、性自認と性愛の対象については公表してはいません(パートナーにはカミングアウトしましたが)。 そうすると、日々の会話とか、ちょっとしたことで言えないことがでてくるんですよね。言えなくても「言いたくない」というと、それ自体が何かのメッセージになってしまうので、話を合わせ

          言えないことで内面と外面に一貫性が損なわれると心理的にしんどくなる

          私が風俗店を利用する理由(理由は人それぞれ)

          ※タイトルと中身を修正したものです。 私の性自認はノンバイナリーで、割り当てられた性は女性で、性愛の対象は女性です。男性のパートナーがいて、社会的にはカミングアウトはしていないので、心の中と、言えること、態度などがいろいろチグハグになってしまうため、自分で思うより心のバランスを取ることが難しくなっているようです。 言えない、ってやっぱり結構しんどいし、パートナーにはカミングアウトはしていて、風俗店で女性のキャストさんに相手をしてもらうことは同意してもらっているものの、彼自

          私が風俗店を利用する理由(理由は人それぞれ)

          相手の行動の意図は、自分が感じた通りとは限らない

          当たり前の話ですが、誰かの行動について、「その人がどういうつもりでそういう行動をとったのか」、と、「私が、その人はこういうつもりでこのような行動をとったのだと感じた」ということは別の話です。その人はその人の意図があるわけですが、それは確認しない限り分かりません。が、時に、相手の行動の意図を、悪意などの自分に対するネガティブな感情によるものであると感じてしまうことがあります。 そういう気持ちになることは、自分が相手との関係をネガティブに感じていたり、不安に感じていたりする時に

          相手の行動の意図は、自分が感じた通りとは限らない

          女性が性愛の対象だと自認してから女性と性的関係を重ねることで自分に起きていること

          私の性自認はノンバイナリーで、割り当てられた性は女性です。そして、性愛の対象は女性です。これらを明確に自覚したのは最近ですが、強く自覚した最後の一押しは女性と体を重ねたことでした(というか、それを確認したくてそういう機会を持った)。 初めて女性とした時、男性とするときに感じていた、なんとなく乗り切れない気持ち、早く終わらないかなと考えてしまう気持ちを全く感じることがなく、抱き合っているだけで気持ち良いという感覚を感じて、自分の性愛の対象が女性なんだと自覚しました。相手の方は

          女性が性愛の対象だと自認してから女性と性的関係を重ねることで自分に起きていること

          性的多様性の多様なこと

          私自身、かつては性別って「男」と「女」しかないと思っていました。少なくとも、「割り当てられた性」は染色体で明確に決まるものだと思っていました。しかし、10年ほど前に医学の先生のお話を伺う機会があり、染色体はXX、XYだけでないこと。染色体がXXあるいはXYだとしても、ホルモンの関係でXXでも男性の身体的特徴をもっていたり、XYでも女性の身体的な特徴をもっていたりというケースがあることを知りました。「割り当てられた性」でさえ、非常に多様であるということを知り、それまで思っていた

          性的多様性の多様なこと

          割り当てられた性が同性の人が好きな私と異性のパートナーとの関係

          私の割り当てられた性は女性で、現時点での自認はノンバイナリーで性対象は女性です。まあ、現時点でとは書きましたが、性的多様性の言語化が進み、整理して自覚したのは最近ですが、振り返れば10代のころから、自分自身の感じ方そのものはブレてないので多分変わらないんじゃないかなと思っています。 初恋は中学校くらいで、相手は女性でした。私は女性が好きなのかなと思いつつ、当時(~30代くらいまで)の私は女性と性的関係を結ぶことのイメージがよくわからず、恋愛的に女性が好きだけど、女性と性的に

          割り当てられた性が同性の人が好きな私と異性のパートナーとの関係

          割り当てられた性が同性の人へのスキンシップ

          私は割り当てられた性は女性で性自認はノンバイナリーで性対象は女性です。ただし、性自認と性対象についてははっきり自覚したのは最近ですが。 明確に性対象が女性であると自覚していたわけではなかったものの、初恋は女性で、好きになるのは女性だったので、女性の友達との適切な(?)距離感がわからず、他人行儀な感じになってしまっていましたし、今でもそうです。 傷ついている友達など、背中を擦ったり、肩を抱いたり、抱きしめてあげたいと思う時もありましたが、なんとなく女性に触れることに罪悪感を

          割り当てられた性が同性の人へのスキンシップ

          知らず知らず、目に入る情報が限定されていくのね

          SNSって、リアルのつながりの人とつながっているので、そのアカウントでは、リアルのつながりの人にカミングアウトしていないことに関する人や情報にはアクセスしにくいというのがあると思います。私もそれでアカウントを使い分けているのですが、そうすると、アカウントごとにつながる相手が違うのでタイムラインの情報が全く変わるんですよね。当たり前といえば当たり前なんですが。タイムラインってつながっている人だけでなくてそれに近い人の情報も流れてくるから、アカウントごとに世界が違う感じになってい

          知らず知らず、目に入る情報が限定されていくのね

          性の揺らぎ

          私の自認はノンバイナリーで、割り当てられた性は女性で表現する性は中性です。昔はメンズを着てましたが今は合うものを選んで着るのでユニセックスとメンズとレディースが混在してます。 トイレについてですが、以前の記事でも書いた通り、男性トイレに入るわけにもいかないけど女性トイレも入りにくい。とはいえ、入る時は女性トイレ。という感じです。 で、女性トイレに行くわけですが、明らかに怪訝な顔をされる時とそうでない時があり、それも時期によって波があるようです。自分自身では気づかないけど、

          性の揺らぎ

          〇〇センサー

          ゲイとノンケの区別がつくというか、あ、この人はゲイかなというのが分かるのをゲイセンサーと言うそうです(雑に聞いたので、用法が間違っていたらごめんなさい)。 先日、あることへの配慮について言語化して理解を求める発言をされた方がいました。そのような配慮を求める発言をされる人にはこれまで会ったことがなく、また、そういう配慮に気がつくこと自体に、マイノリティあるいは(発言のあった件だけでなく多様な)マイノリティに理解のある人なのではと感じました。その人とは初対面だったのですが、それ

          〇〇センサー