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自分がノンバイナリーかもしれないと思ったとき、そういう人の記事がとても参考になったのと…

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自分がノンバイナリーかもしれないと思ったとき、そういう人の記事がとても参考になったのと、そうはいっても情報があまりなかったので、自分の状況や考えを書いてみようと思いました。

最近の記事

私が風俗店を利用する理由(理由は人それぞれ)

※タイトルと中身を修正したものです。 私の性自認はノンバイナリーで、割り当てられた性は女性で、性愛の対象は女性です。男性のパートナーがいて、社会的にはカミングアウトはしていないので、心の中と、言えること、態度などがいろいろチグハグになってしまうため、自分で思うより心のバランスを取ることが難しくなっているようです。 言えない、ってやっぱり結構しんどいし、パートナーにはカミングアウトはしていて、風俗店で女性のキャストさんに相手をしてもらうことは同意してもらっているものの、彼自

    • 相手の行動の意図は、自分が感じた通りとは限らない

      当たり前の話ですが、誰かの行動について、「その人がどういうつもりでそういう行動をとったのか」、と、「私が、その人はこういうつもりでこのような行動をとったのだと感じた」ということは別の話です。その人はその人の意図があるわけですが、それは確認しない限り分かりません。が、時に、相手の行動の意図を、悪意などの自分に対するネガティブな感情によるものであると感じてしまうことがあります。 そういう気持ちになることは、自分が相手との関係をネガティブに感じていたり、不安に感じていたりする時に

      • 女性が性愛の対象だと自認してから女性と性的関係を重ねることで自分に起きていること

        私の性自認はノンバイナリーで、割り当てられた性は女性です。そして、性愛の対象は女性です。これらを明確に自覚したのは最近ですが、強く自覚した最後の一押しは女性と体を重ねたことでした(というか、それを確認したくてそういう機会を持った)。 初めて女性とした時、男性とするときに感じていた、なんとなく乗り切れない気持ち、早く終わらないかなと考えてしまう気持ちを全く感じることがなく、抱き合っているだけで気持ち良いという感覚を感じて、自分の性愛の対象が女性なんだと自覚しました。相手の方は

        • 性的多様性の多様なこと

          私自身、かつては性別って「男」と「女」しかないと思っていました。少なくとも、「割り当てられた性」は染色体で明確に決まるものだと思っていました。しかし、10年ほど前に医学の先生のお話を伺う機会があり、染色体はXX、XYだけでないこと。染色体がXXあるいはXYだとしても、ホルモンの関係でXXでも男性の身体的特徴をもっていたり、XYでも女性の身体的な特徴をもっていたりというケースがあることを知りました。「割り当てられた性」でさえ、非常に多様であるということを知り、それまで思っていた

        私が風俗店を利用する理由(理由は人それぞれ)

        • 相手の行動の意図は、自分が感じた通りとは限らない

        • 女性が性愛の対象だと自認してから女性と性的関係を重ねることで自分に起きていること

        • 性的多様性の多様なこと

          割り当てられた性が同性の人が好きな私と異性のパートナーとの関係

          私の割り当てられた性は女性で、現時点での自認はノンバイナリーで性対象は女性です。まあ、現時点でとは書きましたが、性的多様性の言語化が進み、整理して自覚したのは最近ですが、振り返れば10代のころから、自分自身の感じ方そのものはブレてないので多分変わらないんじゃないかなと思っています。 初恋は中学校くらいで、相手は女性でした。私は女性が好きなのかなと思いつつ、当時(~30代くらいまで)の私は女性と性的関係を結ぶことのイメージがよくわからず、恋愛的に女性が好きだけど、女性と性的に

          割り当てられた性が同性の人が好きな私と異性のパートナーとの関係

          割り当てられた性が同性の人へのスキンシップ

          私は割り当てられた性は女性で性自認はノンバイナリーで性対象は女性です。ただし、性自認と性対象についてははっきり自覚したのは最近ですが。 明確に性対象が女性であると自覚していたわけではなかったものの、初恋は女性で、好きになるのは女性だったので、女性の友達との適切な(?)距離感がわからず、他人行儀な感じになってしまっていましたし、今でもそうです。 傷ついている友達など、背中を擦ったり、肩を抱いたり、抱きしめてあげたいと思う時もありましたが、なんとなく女性に触れることに罪悪感を

          割り当てられた性が同性の人へのスキンシップ

          知らず知らず、目に入る情報が限定されていくのね

          SNSって、リアルのつながりの人とつながっているので、そのアカウントでは、リアルのつながりの人にカミングアウトしていないことに関する人や情報にはアクセスしにくいというのがあると思います。私もそれでアカウントを使い分けているのですが、そうすると、アカウントごとにつながる相手が違うのでタイムラインの情報が全く変わるんですよね。当たり前といえば当たり前なんですが。タイムラインってつながっている人だけでなくてそれに近い人の情報も流れてくるから、アカウントごとに世界が違う感じになってい

          知らず知らず、目に入る情報が限定されていくのね

          性の揺らぎ

          私の自認はノンバイナリーで、割り当てられた性は女性で表現する性は中性です。昔はメンズを着てましたが今は合うものを選んで着るのでユニセックスとメンズとレディースが混在してます。 トイレについてですが、以前の記事でも書いた通り、男性トイレに入るわけにもいかないけど女性トイレも入りにくい。とはいえ、入る時は女性トイレ。という感じです。 で、女性トイレに行くわけですが、明らかに怪訝な顔をされる時とそうでない時があり、それも時期によって波があるようです。自分自身では気づかないけど、

          性の揺らぎ

          〇〇センサー

          ゲイとノンケの区別がつくというか、あ、この人はゲイかなというのが分かるのをゲイセンサーと言うそうです(雑に聞いたので、用法が間違っていたらごめんなさい)。 先日、あることへの配慮について言語化して理解を求める発言をされた方がいました。そのような配慮を求める発言をされる人にはこれまで会ったことがなく、また、そういう配慮に気がつくこと自体に、マイノリティあるいは(発言のあった件だけでなく多様な)マイノリティに理解のある人なのではと感じました。その人とは初対面だったのですが、それ

          〇〇センサー

          思いのほか傷ついていたのだと後から自覚する

          今回の記事は、具体的に書くとわかる人にはわかるのでフェイクが入ってます。 私の割り当てられた性は女性です。自認は今はノンバイナリーですが、当時は100%女性というと違和感があるというか、そんな感じでした。今だとクエスチョニングになるのかな。そんな頃の話です。 以前、合宿形式の研修に参加したことがあります。会場は民宿っぽいところでお風呂は家のお風呂のような感じで男女共用でした。グループがほぼ男性ばかりだったためか、入浴時間とか入り方について決めごとがされてなかったんですね。

          思いのほか傷ついていたのだと後から自覚する

          ノンバイナリーな私とドレスコードの話

          私の自認はノンバイナリーで割り当てられた性は女性です。表現する性は中性なのですが、世の中にはドレスコードというものがあり、冠婚葬祭や式典など、正装やそれに準じる服装が求められるような場があります。ドレスコードのあるお店もありますよね。 カジュアルな服装であれば中性的な服装というのがありうるわけですが、フォーマルになると、基本的に男性はこういう服装、女性はこういう服装、という形になるので中性的な服装を選ぶことができなくなります。 「ジェンダーレス」「ドレスコード」で検索して

          ノンバイナリーな私とドレスコードの話

          ノンバイナリーな私とジェンダーニュートラルな代名詞(pronoun)や敬称

          英語だと名前の前にMr.とかMs.とか、性別(ときには既婚か未婚か)を意識しないといけないので、相手に対しても気を使いますし、自分自身もMs.とか、sheで表現されることのもやもやを感じてきました。 昨今では、ジェンダーニュートラルな敬称としてMx.やEsq.、ジェンダーニュートラルな代名詞としてTheyが使われるようになってきました。それに伴って、国際的な集まりだと、自分の敬称や代名詞としてなにを使ってほしいかを指定できるようになってきました。 私としては、やはりMx.

          ノンバイナリーな私とジェンダーニュートラルな代名詞(pronoun)や敬称

          ノンバイナリーな私の自認と社会的性

          私の性自認はノンバイナリーなわけですが、それを公表はしていません。割り当てられた性は女性なので、社会的には女性として向き合っています。 日本のジェンダー指数を見てもわかるように、日本では社会的に発言権のある女性ってかなり少ないんですよね。私は技術的なところでそこそこの立場になれたので、いわゆる女性枠で発言権が与えられる機会をいただけることがあります。 私の場合、割り当てられた性である女性と、自認しているノンバイナリーという性があり、発言にはいつも葛藤があります。性差に起因

          ノンバイナリーな私の自認と社会的性

          ノンバイナリーな私とカミングアウトの話

          私は、これを書いている時点では割り当てられた性は女性で性自認はノンバイナリーで表現する性は中性で、性対象は女性だけどパートナーは男性という状況です。 ずっと男性としか性的な接触はありませんでしたが、人肌は恋しいものの、性行為には違和感というか、不快感みたいものが常にありました。一方で女性に恋心を抱くこともあり、性対象は女性ではないかとずっともやもやした思いを抱えていました。 そんな中でも、一緒にいてそれほど嫌悪感を感じず、そこそこ居心地がいいと思える男性と出会い、結婚し、

          ノンバイナリーな私とカミングアウトの話

          ノンバイナリーな私のセックスと女性器の話

          私は性自認はノンバイナリーで割り当てられた性は女性です。そうなると、セックスのときは(相手が男性であれ女性であれ)自分の身体としては女性器を活用(?)することになります。 私の場合、おっぱいが大きかったり、女性的な特徴が強い体型に生まれついていたとしたら、おそらく違和感とか苦痛を今より強く感じていたと思います。でも、セックスに女性器を使うことについてはあまり抵抗がなく、ある時、それは何なんだろうというか、体型には違和感を感じるのに女性器を使うことに違和感がないのは矛盾しない

          ノンバイナリーな私のセックスと女性器の話

          ノンバイナリーな私と服装の話

          私の性自認はノンバイナリーで割り当てられた性は女性です。私はそこそこの年齢ですが、服装は基本的に中性的なものだったと思います。 子供の頃からスカートは違和感しかなかったわけで。表現する性としても、ほぼ中性的なスタイルだったわけですが、時代的なものや立場的なものもあり、時期によって女性的な感じだったりそうでなかったり、見た目的には揺らいでます。 それは自分の内面的なものだけでなく、外の目線やらいろんなことの結果としての揺らぎではあるわけですが。 でも、どういう格好をするか

          ノンバイナリーな私と服装の話