私が風俗店を利用する理由(理由は人それぞれ)
※タイトルと中身を修正したものです。
私の性自認はノンバイナリーで、割り当てられた性は女性で、性愛の対象は女性です。男性のパートナーがいて、社会的にはカミングアウトはしていないので、心の中と、言えること、態度などがいろいろチグハグになってしまうため、自分で思うより心のバランスを取ることが難しくなっているようです。
言えない、ってやっぱり結構しんどいし、パートナーにはカミングアウトはしていて、風俗店で女性のキャストさんに相手をしてもらうことは同意してもらっているものの、彼自身は私の状況に共感しているわけではないので、(私が彼に私の事情を)話せること自体は癒やしなのだけれど、共感されないことで孤独感が深まってしまったりということもあります。
こういうふうに書くと、わがまま言うな。と言われそうですが、自分の内と外、人と人との関係がすべて矛盾なくきれいに整理できることなんてなくて、多かれ少なかれ、みんな少しずつ矛盾やしんどさを抱えていたりするのではないかなとも思います。
私が風俗店を利用するときには、キャストの方は女性で、女性を相手にしている方なので、そういった孤独感みたいなものにも寄り添ってくださるんですよね。私がキャストさんに求めることも、性欲を満足させることだけでなく、人肌を求めていること(裸で抱き合っているだけでもかなり満たされた気持ちになるとか)、気持ちに寄り添ってもらえることを求めている部分が大きいと自覚しています。それほど風俗店の利用経験があるわけではないので、余計にそうなのかもしれませんが。
人って、やっぱりどこかで受け止めてもらえないとかなりしんどくて、日常のつながりの関係の中で、そういう受け皿がある人ばかりではないと思いますし、日常のつながりの中で、すべて健全に受け止められる関係性を築くって、難しいことだと思っています。
もちろん、誰もがキャストさんにそういう癒やしを求めるってわけではないでしょうから、人によって、経験によって、相手によって、きっとキャストさんに求めることの内容も違うんだろうなと思います。
ただ、今の私にとって、キャストさんに求めることって日常生活では満たされにくい、とか、場合によってはほぼ満たされることがないことだったりするので、こういう場所(私のような人が女性に色んな意味で受け入れてもらえる場所)があることはありがたいと感じています。
風俗店自体、男性向け、女性向け、いろんなものがありますし、社会的に問題になっているケースもあり、すべてを一緒くたにして語れないところはありますが・・・。