プロ野球選手としてわずかながらスポットライトは浴びることができた。1軍のマウンド、試合後のお立ち台・・・グラウンドに立ち続ける日々から得た学びはここには書ききれないくらいだ。シーズンオフのイベントでは、ユニフォームを着て小学校や老人ホームなどの訪問、トークショーイベントなど、出演するだけでその空間にいる人たちに喜んでもらえた。素晴らしい職業だとそう胸を張って生きていた日々が懐かしい。 「職業・プロ野球選手」 そんな夢のプロフィールが書き換えられた9年前。全身から力が抜け、