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人並みってなんだろう?普通ってなんだろう?常識ってなんだろう?私はいつもそこから外れていた気がする
母は元教師だった。
おかげで私は教育ママに育てられた。
子供の頃は、勉強を頑張ったし、お手伝いも頑張ったし、ずっといい子でいようと努力してきた。
だから、それなりの成果を出すことができた。
しかし、中学に上がった頃から、状況が変わってきた。
私はできないことが増えてきた。
成績も教科別にムラがあった。
好きな教科は成績がいいけど、嫌いな教科は平均点以下だった。
私、そんなに勉強できないな、そんな風に感じてきた。
高校では、部活(陸上部)に励みすぎて、勉強から離れてしまった。
更に、勉強できないな、私、と思うようになってきた。
高校卒業後は、好きなことを学べる学校に進んだ。
しかし、あまり勉強しなかった。(苦笑)
とにかく、好きなことで就職したかった、それだけだった。
単位ギリギリで卒業後、好きな業界で、好きな職種に就いた。
しかし、恋愛に失敗して、数年で辞めてしまった。
それからは、派遣社員として、好きな業界で、好きな職種で、長年生きてきた。
その頃からだ、私は不出来な人間の扱いを受けるようになったのは。
人並みにできるようにならなきゃ!
普通にできるようにならなきゃ!
このぐらいできるのが常識だ!
そんな風に思うようになっていた。
私は派遣社員(時にフリー)として仕事をしている間、一生懸命、仕事と向かい合ってきた。
しかし、理解力が悪い、理解が遅かった。
言い訳だが、派遣社員はあまりしっかりと教育を受けないことが多い。
私もそうだった。
私は大抵、パワハラで辞めた人の後釜に入ることが多かったから、教育期間がほとんどなかった。
その状態で仕事に入るとミスが多くなる。
すると、不出来な人間の扱いを、あちらこちらから受けるようになる。
その頃の私はわからなかったが、私はおそらくは、発達障害だ。
得意なことしかできない、不得意なことは極端にできなくなる。
そして、独特の思考回路があって、なんとなく覚える、理解するということができない。
自分が納得しないと、仕事のイメージをすることができないと、覚えられないのである。
これが災いして、私は不出来の烙印を押されていたように思う。
実際には、そこまでひどい評価を受けてはいなかったのかもしれないけれど、職場で不出来ゆえに数々のいじめを経験してきたせいか、劣等感がどんどん強まっていった。
今の私がいつも人からの批判に怯えているのは、この頃の経験が大きいと思う。
人並み、普通、常識、そんなもの気にしたってしょうがないと思いつつ、これを守っている(できている)人が、世間ではバランスのいい人として受け入れられているように感じてしまう。
能力が低い(偏っている?)というのは、不利な気がする。
正直言って、かなり生きづらかった。
もう、自分を不出来だと思ってしまう思考から解放されたい。
さて、そろそろ、今日も生きる(寝る)としよう
紅白出るらしい、見ないつもりだったけど、見なきゃ(*´σー`)エヘヘ