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ボタンの話
洋服の襟合わせが男性は右前で
女性は左前なのは
どうしてなのでしょうか?
ボタンがついた服がでてきたのは
13世紀頃のヨーロッパとされます。
当時から右利きの人が
多かったようで、
それに合わせると
自分から見て右側に
ボタンをもってくるのが
着やすいため、
現在の形となりました。
ではなぜ、女性の洋服の場合
ボタンは左前で
男性とは逆なのでしょうか?
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ヒント・・・
それは上流階級の
当時の慣習と
深い関係かあります。
当時、ボタンが着いているような
高級な服を着れたのは、
上流階級の人だけ。
男性は自分で
服を着替えていましたが、
女性は使用人が
服を着せてくれていたためです。
つまりボタンを掛ける人が
掛けやすいように左前に
なったという訳です。
ボタンといえば男性のスーツの
袖口に3つとか4つの
小さなボタンが
付いているのでしようか?
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一番有名な説としては
ナポレオンの命令です
ロシア遠征の際に、
極寒のロシアの地で
兵士がたちは寒さのために
出る鼻水を袖口で拭いていました。
それを見て何度も
ナポレオンは
止めるようら
注意するのですが、
一向に治りません。
そこで兵士が鼻水を
袖口で拭くのをやめさせるため、
袖口に金属のボタンを
付けたと言われています。
もうひとつカフスボタンが
あります。
あのボタンの誕生にも
理由があります。
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あのカフスのことを
“ドクターズカフス”や
“サージョンズカフス”と呼ぴます。
つまり医師が治療の際に
袖を捲り上げられるように
したことに由来します。
「ジャケットを脱げば?」と
お考えかもしれませんが、
当時シャツは肌着と
見なされていたため、
ジャケットを人前で
脱ぐことは
マナー違反だったのです。