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日本人が時間を守る理由

海外の方に日本社会の印象を聞くと、
「日本人は時間を守る」「時間に厳しい」
という事を本当によく聞きます。

それは決して会議や、デートの時間を
守るだけではありません。

電車やバスにもいえることで、
たった1分遅れただけでも
「列車が遅れまして大変申し訳ございません」
と謝罪やお詫びのアナウンスが流れます。

このアナウンスにも外国の人は
とても、びっくりするそうです。

ちなみにイギリスでは、
列車の10分遅れは、on timeだそうです。

何故、日本人は、これほど
時間に正確なのか?
一説に参勤交代が関係していたという説があります。

大名一行が少しの無駄もなく
江戸に向かって移動するためには、
時間管理が何よりも
重要だったからというもの。

また、時間を守るのは
世界でも珍しく
日本ではいち早く腕時計が
普及したことも
関係あるのではないかと言われています。

明治6年の定時法移行後に、
機械式懐中時計が
少しずつ普及しはじめました。

その頃、欧米では懐中時計が
主流で、腕時計は
殆ど普及していませんでした。

日本では1902年(明治35年)に
腕時計の使用が始まり、
ちょっとしたブームとなります。

ただし腕時計といっても
当時のものは懐中時計に
腕巻き皮を付けたものでしたが、
欧米よりかなり早くに
腕時計化がはじまっているのです。

明治30年(1897)の読売新聞の
漫画「当世百馬鹿」に
腕時計を見せたがる人の図があったり、
1904年の日露戦争では
日本の軍人が腕時計をした写真が
残っています。

明治時代につくられた国産腕時計、当時の呼び名は腕巻時計

世界の中で、時間わ守る国として
日本以外に有名な国は
ドイツやデンマーク、スイスなどがあります。

反対に、イタリアやギリシャ、フランス、
スペイン、ポルトガルなどは
時間を気にしない国として知られています。


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