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宝物だった“ネコ”
ネコが日本にやつてきたのは
古墳時代の終わり6世紀。
仏教の経典をネズミから
守るために、海外から日本に
連れてこられました。
やがて猫は経典を守る以外に、
蓄えられた穀物や、
弥生時代に始まったとされる
養蚕業で、蚕を喰うネズミも
駆除してくれる益獣として
農家で愛されていきます。
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ところで、猫の語源とは
何でしょうか?
諸説ありますが、
平安前期にできた日本最初の
漢和辞書『本草和名』では、
元は「ネコマ」と
呼ばれていました。
漢字で書くと「禰古末」となり
「寝ること」を
「好む」ことから、ねこむが
「ねこま」となり、
さらに時代の変化で
省略されてネコとなった説。
また獣という意味もあった
「魔」という字を使い、
寝るのが好きな
小さな獣という意味の
「寝小魔」だった説もあります。
いずれにしても
「寝」という字が入っており、
「よく寝る」という印象は
共通していたようです。
もうひとつの説は、鳴き声説。
現代では猫の鳴き声は
「にゃーにゃー」と
表現されますが、
かつては「ねうねう」と
表現されていました。
そこに、小さいものをあらわす
「子」がついて、
「ねうねうこ」となり、
さらに短縮されて
「ねこ」になったという説も
あります。
![](https://assets.st-note.com/img/1732412886-ye1cGmiWhu5SHaDXYTzloAxg.png?width=1200)
ところで、
サザエさん一家もそうですが
名前に何故,「たま」が
多いのでしょうか?
経典や穀物を守る以外
中国から観賞用の猫として
「唐猫」という猫が
輸入され、一大ブームとなった
時代がありました。
当時の人々はこの「唐猫」を
家宝のように丁重に
扱ったため、
宝石を意味する「玉」と
名付ける人が多かったのです。
そこで、「たま」という名前が
一気に増えて
広まったからだそうです。