怖い漢字の成り立ち
以前に『爽』という漢字について、
本当は怖いその成り立ちを
ご紹介しました。
今回は、その続きで
実は“怖い”意味を持つ
漢字の成り立ちをご紹介。
まずは数字、数学などに
使われる漢字
数
漢字の中に「女」という漢字が
使われています。
どうしてなのかお分かりですか?
漢字は、婦人や少女などの
女性達を、縄で数珠つなぎにして、
戦利品として連行するさまを
表しているそうで、
遠い時代の戦争の名残りに由来します。
漢字の由来が怖いといえば、
「神奈川県」「埼玉県」などの
県
(けん、あがた)という漢字の
由来も怖いものがあります。
さて、その成り立ちは?
昔、罪人が処刑されると、
その生首を木に吊るしていました。
「県」という漢字は、
その逆さの生首から
髪の毛が垂れ下がっている様子を
表しているそうです。
つづいては「趣味」などに使われる
趣
(おもむき)という漢字。
この感じも、その由来は
怖いものがあります。
どんな怖い意味があると思いますか?
趣という漢字は、“取”という漢字と
“走”るという漢字で構成されています。
取という漢字は、戦で殺した
敵の耳を手で切り取って
首の代わりに持ち帰っていたことに
由来します。
それに「走る」…という漢字を合わせ、
逃走して持ち去るという
意味を持つ漢字なのです。
最後は、「号外」「号泣」の
号
この漢字の成り立ちにも
怖しいものがあります。
さて、どんなことから成り立って
いるのでしょうか?
「号」という漢字の由来は、
処刑されてしまった
人のために大口開けて
周囲の人が大声で
泣き叫んでいる様を表し、
人が上を向いて泣き叫んでいる
状態を表した漢字なのです。
そして、そこから号泣や号令など
叫ぶという意味を
持つようになったのでした。