カタカナ季語の第1号
あと3週間で迎えるクリスマス。
日本ではじめて
サンタクロースが
紹介されたのは明治7年のこと。
築地にあった
第一長老教会という教会に
初めて登場したという
記録が残っているのですが、
そのときサンタの扮装は、
なんと裃をつけ、
大小脇差を携えた
お殿様姿でした。
その後、明治31年には、
漢字で「三太九郎」と、表され、
日本の童話や教科書に登場。
これをきっかけに、
やがて日本の子供たちにも、
広く知られ
人気者となっていったのでした。
さて値上がりラッシュの
プレゼント代ですが、
総額いくらくらいに
なるのでしょうか?
いささか古い資料
(2006年)になりますが
アメリカの
信用組合全国協会の
試算では、
サンタクロースが世界を
回って子どもたちに
プレゼントを配る
その予算はおよそ130億ドル、
日本円で1兆4000億円に
上るそうです。
これはあくまでも
当時のレートですが、
どんな費用がかかるのか、
その内訳もご紹介しましょう。
プレゼントを作る
妖精100人分の
賃金が423万ドル
日本円でおよそ4億5000万円)、
サンタさんの赤いウールのスーツ
凡そ15万円。
トナカイの病気・ケガ治療費が
1万ドル(およそ105万円)、
そして子供たちへの
プレゼントであるおもちゃ代
こちらは129億3300万ドル
(およそ1兆3500億円)と
計算しています。
ちなみに10年後の
2016年の資料では
プレゼント代だけで
2兆8640億円に。
10年で倍です。
最後に、こんなお話を。
俳句の季語で、
外来語のカタカナ季語の
第1号となったのが
「クリスマス」という言葉。
明治29年正岡子規が
初めて外来語の季語を
用いています。
そのときの俳句がこちら…
『八人の 子供むつまじ クリスマス』