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もとはサンスクリット語
日本語として使っている言葉で
元はサンスクリット語に
由来する言葉
実は、たくさあります。
まずは、“瓦”
瓦はサンスクリット語の
「カパーラ(kapāla)」の
発音に由来する説が有力。
平安時代中期に作られた辞書
「箋注倭名類聚抄(せんちゅうわみょうるいじゅしょう)」に、
その記述が見られます。
「カパーラ」という言葉の意味は、
本来、皿、鉢、頭蓋骨という意味で、
それがなぜ屋根を葺く材料のことを
いうようになったのかは不明です。
”旦那”
旦那は寄付をする人のことで
もともとは「お布施をする人」を
意味するサンスクリット語の
「dāna(ダーナ)」の音訳です。
“アバター”
最近よく聞く言葉の“アバター”も、
実はサンスクリット語です。
Webサービスで、ユーザーの分身となる
キャラクターを意味する「アバター」は、
サンスクリット語で「神仏の化身」を
意味するアヴァターラ(अवतार)が
語源です。
![](https://assets.st-note.com/img/1726272844-H5iYPdBDfIW6qalcS9obpZsu.png)
“旗”
他には“旗”もサンスクリット語に由来します。
サンスクリット語[s:paṭaka(パタカ)]の
音写でパタカの“カ”の音が落ちて
パタとなり、それが日本語として定着しました。
“馬鹿”
サンスクリット語の
モハ(無知、迷いの意味)の音写。
仏教辞典では「馬鹿」は、
愚かなこと、人物をあらわす意味だと
説明されています。
最後に、
源平合戦のひとつ、木曽義仲と平維盛が戦った
「倶利伽羅峠の戦い」がありますが
「倶利伽羅」とは、
「剣に黒い龍が巻き付いた不動尊像」という
意味のサンスクリット語。
このちには
高野山真言宗の寺である倶利伽羅不動尊が
祀られているのです。