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もとはサンスクリット語

日本語として使っている言葉で
元はサンスクリット語に
由来する言葉
実は、たくさあります。

まずは、“瓦”
瓦はサンスクリット語の
「カパーラ(kapāla)」の
発音に由来する説が有力。

平安時代中期に作られた辞書
「箋注倭名類聚抄(せんちゅうわみょうるいじゅしょう)」に、
その記述が見られます。
 
「カパーラ」という言葉の意味は、
本来、皿、鉢、頭蓋骨という意味で、
それがなぜ屋根を葺く材料のことを
いうようになったのかは不明です。

”旦那
旦那は寄付をする人のことで
もともとは「お布施をする人」を
意味するサンスクリット語の
「dāna(ダーナ)」の音訳です。

“アバター”
最近よく聞く言葉の“アバター”も、
実はサンスクリット語です。
Webサービスで、ユーザーの分身となる
キャラクターを意味する「アバター」は、
サンスクリット語で「神仏の化身」を
意味するアヴァターラ(अवतार)が
語源です。


他には“旗”もサンスクリット語に由来します。
サンスクリット語[s:paṭaka(パタカ)]の
音写でパタカの“カ”の音が落ちて
パタとなり、それが日本語として定着しました。

馬鹿
サンスクリット語の
モハ(無知、迷いの意味)の音写。
仏教辞典では「馬鹿」は、
愚かなこと、人物をあらわす意味だと
説明されています。

最後に、
源平合戦のひとつ、木曽義仲と平維盛が戦った
倶利伽羅峠の戦い」がありますが
「倶利伽羅」とは、
「剣に黒い龍が巻き付いた不動尊像」という
意味のサンスクリット語。

このちには
高野山真言宗の寺である倶利伽羅不動尊が
祀られているのです。

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