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江戸の珍商売クイズ

上のイラストは、江戸時代に実在した、
6尺(凡そ180cm)もの巨大な唐辛子の
ハリボテを背負って売り歩く唐辛子売り。

ともかく目立つことが、その目的でした。

では、他に実際あった江戸の珍商売
まずき『改め婆』
このお役目は、
どんな仕事をしていた
おばあさんでしょうか?



正解は、男か女かをチェックする仕事。

「入り鉄砲に出女」という言葉がありますが、
江戸の治安を守るため
鉄砲などの武器の出入りと、
人質として江戸屋敷に暮らす
大名たちの妻女の出入りを
関所で厳しく監視していました。
『改め婆』を描いた
こんな広重の浮世絵も残っいます。

『双筆五十三次 荒井』歌川広重・歌川豊国 画

『改め婆』が、一見すると、
女性なのか少年なのか不明な旅人の
股間をチェック。(眼鏡してまで)

■つづいての珍商売、
その名は“屁負比丘尼”(へおいびくに)という
商売。
さて、彼女はどんな仕事を
していたのでしょうか?



その仕事内容は、オナラをした人の
身代わりとなるという商売。

オナラをした科(とが)を引き
受けたことから、
別名“科負い比丘尼”とも
呼ばれていました。

ひとり知らんふりをしている女性が・・・?

この“屁負比丘尼”は、
普段は、殿様や大名など、
身分の高い人の妻や娘に帯同して
身の回りの雑用やお世話をします。

しかし、女性がうっかりオナラを
してしまった際には、
「私がしました」と、
素早く名乗り出て
その場を収めるのです。
 
おそらく周囲の人も、
誰がオナラをしたのかは
わかっているのでしょうが、
そこは空気を読み
大人として
やり過ごすという訳です。
 
江戸時代に人前でのオナラは、
死活問題だったようで、
見合いの席で、
つい出てしまった娘が
自ら命を絶ったことも
あったようです。

■最後は、公人朝夕人(くにんちょうじゃくにん)」
という仕事。
さて、そのお役目とは?



将軍が尿意わ催した時、
“”こそこそと呼ばれると、
そっとと近づいて尿筒
(しとずつと呼ばれる竹筒性の尿瓶)を
差し出すというお役目。

お城でのお役目の他
参勤交代て籠に乗っているとき
馬に乗っての遠出でも
大活躍したそうです。

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