『脳』という漢字にある✕の意味
『脳』という漢字。
その成り立ちは、心臓、胃、
肺、腰などに使われる
「肉づき」という部首に
温泉マークのような3本線。
そして凶悪犯の「凶」という
漢字からなります。
上半分の三本の波線は、
温泉の湯気ではなくて、
実は髪の毛を
表しているとのこと。
その髪の毛の下にある
「凶」に似た漢字、
実は、凶ではなく、
もともとの旧字体では
「口」の中に「✕」を
書いたもので、
上の部分が
閉じられていました。
では、ここで問題です。
「凶」という漢字の
周囲の部分は何を表し、
その中に書かれている
「メ」は何を
表しているのでしようか?
正解は『脳みそ』のシワ。
「凶」の部分の外側は
頭蓋骨、
内側の「メ」は
脳みそのシワを
表しているそそうです。
『口』の部分の蓋が外れた
理由として、
赤ちゃんの「ひよめき」と
関係があるという
説もあります。
「ひよめき」とは、
赤ちゃんの頭の
てっぺんあたりにある、
ぺこぺことしている
部分のことです。
頭蓋骨は何枚かの骨が
組み合わさって
できています。
生まれたばかりの
段階では、
それらがまだ互いに
しっかりと
くっ付いていないので、
その隙間に当たる部分の
頭皮が、ぺこぺこと
動くのです。
最後に…「悩」という
漢字も同じで、
「りっしんべん」が
付くことで、
頭脳…脳ミソを
悩ますという意味から
生れた漢字とされています。