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東と西の語源

東西という方角を示す言葉。
その語源は
何だと思いますか?

まず『東』という
言葉の語源は、
太陽が登る方角という
意味の日に向かう…
「日向かし」(ヒムカシ)
という言葉が ヒカシとなり
やがてヒガシとなったそうです。

一方、西の語源は、
太陽が沈む…
つまり「去る」方向を
意味する言葉が語源。

“去る”という漢字の
違う読み方、
「去にし(いにし)」が
「いし」。
そして「にし」に転じて
生まれたとされます。

西表島のおすすめ観光スポット5選 みちちくさガイドより


沖縄にある西表島は太陽が
沈む方向、「いる」方角、
西にある島から
「いりおもてじま」と
命名されたそうです。  

仏教には、西方浄土という
言葉があります。

はるか彼方の地に、
阿弥陀如来さまが
いらっしゃるとされる
極楽浄土のこと。 

宗派によって呼び方や
概念は異なりますが、
西方浄土の考え方から、
西を向いて拝むことが
お参りには最適とされています。


そのため東に向かって
置かれているお墓のほうが
人気もあり、価格もまた
高くなるようです。 

 日本と同じく、
西には人が憧れる場所が
あるという考え方は、
海外も同じ。


例えば、ギリシャ神話で、
世界の西の果てに暮らす、
「黄昏の娘たち」という
意味のニンフたちのことを
ヘスペリデスと呼びます。 

美しい乙女たちは、女神ヘラの所有する壮大なヘスペリデスの庭園の
世話をする責任もありました。
そこには、それを食べた者に不死を与える
黄金のリンゴの木がありました

この地には黄金のリンゴの
木が植えられていて、
このリンゴの木は、
ギリシャ神話で
全知全能の存在として
知られるゼウスと、
最高位の女神である
ヘラとの結婚の祝いとして、
大地のシンボル、
ガイアがプレゼントしたものです。 


最後に身近な話題としては、
日本の学校のほとんどは
西側に黒板があるそうです。

その理由は、南側に窓を
配置することで、
生徒の多数が右利きなので
西を向いて黒板をみながら
ノートをとる際、
手暗がりにならないという
ことを考えて
決められているそうです。

最後に、マンションや
一戸建てのお話。
一般的に、バルコニー(窓)のある
方角に応じて人気に差があります。

人気は「南向き」「東向き」
「西向き」「北向き」の順番。

これは日本人が部屋の
日照時間について
気にすることに深く関係します。

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