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聴覚障害者への支援

蝶々のマークは
聴覚障害者標識の
マークだそうです。
ご存知ですか?

じつは、先日、
細い一通の道で
車がクラクションを
何度も鳴らしているのに
まったく、どかない
若い女性を見かけました。

ちょうど後ろを
歩いていた
私は、もしかして?と
思い肩をポンホンと叩き
後ろに車がいることを
伝えました。

他の障害者と違って
聴覚障害は外見上
判りにくい障害で、
その人が抱えている
困難も、他の人からは
気づかれにくい側面が
あります。

そこで聴覚障害者の方が、
日常でどんなことに
困っているのか
調べてみました。

「耳が不自由です」ということを伝える耳マーク



・車のクラクションが
 聞こえない
・電車・バスなどの
 遅延放送や、
 トラブルで運行が
 ストップしていることなどか
 判りません

・銀行や病院などで
 アナウンスによる
 呼び出しに気づかない。

・他の人から声を
 かけられても気が付かず、
 「無視している」と
 誤解されやすい

・補聴器をつけていても
 会話が全て聞こえるとは
 限らない。
 
災害時には、
さらに困ったことに
巻き込まれます。
・救助隊などの呼びかけが
 聞こえないので、
 助けに来ても 判らない。

・停電になると、
 手話や筆談で話すことも
 出来なくなります。

・避難先で、
 物資や食料の配給など、
 大切な連絡や情報が
 伝わりません。


『ありがとう』の手話



では、私たちは
そんな方たちに
どんな支援を
すればいいのでしょうか?

・周囲の人が出来ることは、
 まず呼びかけても
 振り向かなかったら、
 優しく肩をたたいて
 呼んでみてください。

・目が合ったら、話す、
 あるいは呼びかける方法を
 工夫してみてください。

・話しても伝わらなかったら、
 書いて伝えてください。
 その際、
 ペンやメモ用紙などの
 筆記用具がなくても、
 地面や手のひらに字を
 書いても
 伝えることは出来ます。

・また、携帯電話や
 スマートフォンの
 メール機能や文字入力機能を
 使っての会話も可能です。

・口の動きによる会話、
 口話(こうわ)では、
 こちらの唇の動きが
 よく見える位置で、
 暗い方を背にして
 立ってあげてください。

・新しい言葉や
 【いす・いぬ・リス】
 など口の形が同じで
 読みとりにくい言葉は、
 筆談やジェスチャーを
 交えて
 表現してみてください。

あなたの心遣いが
大切なコミュニケーションに
つながります。

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