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あらぬ疑い!

見てはいけないものを、と
いっても怖い話や幽霊、妖怪の
類の話ではありません。

まず最初の冤罪まがいは
仕事関係で意気投合、
仲良くなった女性との話。

会議終わりでスタッフ全員で
飲み会に。

途中トイレに消えた彼女。
しばらくして
私も用を足したくなり
男性トイレへ。

鍵がかかっていなかったので
ドアを開けたところ、
和式トイレに座る
その女性のお尻が
私の目に飛び込んてきました。

お互いにギャーッ!
ですが
考えたら私は悪くない。
間違えて男子トイレに
入ったのは誰?
しかも鍵もかけ忘れて。

しかし翌日から、私のあだ名は
『戸締り用心くん』と
彼女から呼ばれる
ようになりました。
何故?!

2つ目の事件は
通勤時間のラッシュ過ぎ、
かなり空いている
時間帯に起きた
あらぬ疑いのこと。

携帯を見ながら
電車に乗って来た
ひとりの若い女性。

携帯の文字を見て
『やった~』と
満面の笑みともに
明るく絶叫。

さらに、そこでバレリーナの
(おそらくパレェをしていた)
ように、片足でくるりとターン。

あまりのキレイなターンに
乗客たちは一様にびっくり。
(本当は車内では迷惑)

ところが、2回目のターンのとき
座席横の手すりに、ゴンと
想いきり足をぶつけ
グェツという声とともに
倒れ込み悶絶。

その倒れ込む際、
美しく広がって
回転していた
フレアスカートが
まくれ上がり
その・・・見てはいけないものが
丸見え状態に。

私はこの状態は
良くないと立ち上がり
彼女のおみ足と〇〇〇を
隠しに上着をもって
座席から走りました。

しかし、あまりの痛みからか、
うーんという声とともに
彼女のおみ足の角度が
さらに広がり
私の位置からはほとんど
丸見え状態に。


これは不可抗力です。
私は声を大にして言いたい
助けに行っただけで
『見えてしまったたけど
濡れ衣です』

上着で、おみ足と肝心の
〇〇〇部分を隠しながら
ふと思ったのは?

痛みに堪えるのを
優先するのか?
羞恥心か?
彼女に本音を
インタビューしたみたかった
ということ、これは職業病。


最後は、以前暮らしていた
自宅近辺での出来事。

仕事帰り
駅から自宅に向かって
歩いていたところ
なにかがヒラヒラと
頭上から飛んできて
私の頭に見事着地。
(小惑星探査機はやぶさ、なみ)

なんだ?と思って
確認しようとしたところ
4階建てマンションの
ベランダから
『キャー』という絶叫。

何事か?と
上を見上げると
ダメダメという感じで
必死で手を振る
ひとりの女性が・・・


さらに次にベランダから
飛んできた言葉は
盗ってもいないのに
『か、返して~』。

それは洗濯物で
その…つまり女性の
おそらく下着。
手に取った私もびっくり。

さらに理不尽なことに
『触らないで』。

触るなってことは、
頭に乗せたまま
待てということ?
そんな~。

幸い、私と同じマンションの
理事会のメンバー
(女性)が
買い物が帰りに
やってきて
それを私から
思い切り奪い取ると
(そんなことされると
なんか犯罪者の気分)

○○○を彼女のトートバックに
隠して、落とし主が
降りてくるまで
一緒に待ってくれのでした。

こうして私は
下着泥棒には
なりませんでした。
理事会の女性は以来
私と目を合わせなくなりましたが・・

だから、冤罪ですって!





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