まつだあきら

小中学生の塾と高校生専門の塾を運営しています。塾があるのは神奈川県秦野市という県中西部…

まつだあきら

小中学生の塾と高校生専門の塾を運営しています。塾があるのは神奈川県秦野市という県中西部の人口約16万人都市です。1995年から約30年間、地域の教育を見守っています。童話「北風と太陽」であるならば、圧倒的に『太陽』的な塾を目指します。26歳長女と22歳長男の父親でもあります。

最近の記事

進路に悩むのは当たり前

11月6日(水)で公立高校入試の学力検査まで、あと100日になります。ちなみにこの日中3生は期末試験期間中になっています。出願方法は引き続きインターネット出願です。昨年はGメールアドレスだと登録できないといったトラブルが発生しましたが、今年度はそれらを改善したと7月16日に県教委との面談時にも直接報告がありました。 さて、受験を迎える中3は、志望校を決め、その出願手続きを主体的に取り組み、期日以内に所定の作業を終えなければいけません。まさしく受験を通して社会的な自立を始めて

    • 「人権」に揺れる教育現場

      埼玉県には現在5つの男子校、7つの女子高があり、偏差値72の浦和高校を筆頭に平均偏差値65を擁す存在感を示しています。男女別学の是非について、公立高校男女共学化に関する県民意識を調査するアンケートを実施しました。 これは2000年代に入って男女共同参画の動きが活発となり、押し寄せる苦情に県教委が対応を始めたのがきっかけです。しかし、当座は結論を先延ばしにする形で幕を引きとなっていました。 埼玉県の高校出身の私は、「体育祭の歓声に黄色がない。ドス黒いんだよ。」という友人の嘆

      • 最新 公立高校の合格基準

        はじめに こんにちはマツダです。 先週の土曜日(6/29)に小中学生部門である『地元密着型学習塾 学指会』で高校入試セミナーをおこないました。その際に保護者や生徒に説明した内容を書いていきたいと思います。 データのもとは「神奈川全県模試」をおこなっている伸学工房さんからいただいたデータを参考にしています。 また、すべての高校は紹介できないので、近隣の旧3学区のみ紹介します。 入試で何点取れるの? データを紹介する前に実施の入試では何点ぐらいとれるのかを検証します。公立高

        • 2024年度第1回英検の感想

          読者のみなさまこんにちは。 わたしの塾(学指会・教学舎)は英検の準会場になっています。今回は5月25日(土)B日程で英検を実施しました。 今回から出題形式が変更したため、筆記時間が長くなりました。今回はその感想を少し述べたいと思います。 英作文についてはやはりボリュームを感じ、時間は必要になると思います。難易度については個人的には解きやすいように感じました。2級の要約文は見ただけなので本当のところはわかりません。準2級のメール文は解いた感想として、日本語の発想に無理を感じ

        進路に悩むのは当たり前

          秦野高校は「トップ校」として存在できるか

          神奈川県秦野市にある私たちの塾にとって「秦野高校」は特別な高校です。旧秦野伊勢原学区のトップ校であり、創立約100年の伝統校だからです。 秦野高校の特徴 文武両道を謳い、かつて野球部は夏の甲子園神奈川予選で準優勝(1972年)もしていました。サッカー部、バスケットボール部、陸上部(長距離)でも県トップレベルの実績を残しています。今でもチアリ-ディング部は全国レベルで活躍しています。 生徒たちが文武両道にあこがれを感じる風潮を、最近はあまり感じていませんが、充実した高校生

          秦野高校は「トップ校」として存在できるか

          まつだのコラム①

          学指会通信 NO226から 最近の行動習慣が変化し、車でなく電車を利用して通勤することが多くなっています。それをきっかけにして、駅から自宅まで約25分歩いたり、自宅のある渋沢から秦野駅まで小一時間散歩を兼ねて歩いたりして、健康管理の一環として徒歩通勤を利用しています。 歩く時の「友(共)」としてラジオを活用しています。これがなかなか楽しく、歩く時間を楽しくさせてくれています。中高生の時に深夜ラジオを聞いていたので、ラジオというメディアには親しみを持っています。実際には生放

          まつだのコラム①

          教学舎では「英検」をやってます

          東海大学前の教室は準会場 本来であれば大学入学共通テストの外部試験利用が今年(2024年度)から始まる予定でした。それが中止されたとはいえ、大学受験における英語の外部試験は非常に注目されており、特に実用英語検定(英検)は利用率90%と高く利用しやすい検定となっています。 わたしたちは2008年に準会場に登録し運営していますが、2018年から受検者数が増え、さらに2年前から「一般受検者受け入れ」に協力しています。それのために毎回受検者多くなり、問い合わせの電話や受付業務をお

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          大学進学セミナーで伝えたかった事

          高校生専門校 教学舎では、2024年4月6日(土)に新高校1年生の保護者対象に「大学進学セミナー」をおこないました。そのセミナーで伝えたかった事をここでも紹介したいと思います。 高校生を取り巻く環境の変化今年の高校1年生は、中学1年生の時に新学習指導要領に則った指導が始まったいわゆる『新課程ネイティブ』です。そのためなのか、今年の神奈川県公立高校入試の英語では、単語量も語彙レベルも上昇し、その結果平均点も下がったと思われます。 ですが、新高1が大学受験する際に制度的に大き

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          大学受験は入学式からはじまる

          大学受験を考える上で、指定校推薦を利用しようと考える保護者の方が増えています。わたしの塾『教学舎』では30年以上前からこの制度に注目して進学指導をしてきましたが、近年では定員厳格化によりこの制度が再注目されてきました。 少し古い動画ですが、指定校推薦について説明している動画になります 内申点と評定平均の違い 神奈川県内の場合、高校受験における内申点が中2・中3だったので、大学受験の場合も高2からと勘違いしている方もいたので確認します。 指定校推薦の基準となる「評定平均

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          入試競争率に潜むある兆候

          2月14日、公立高校で入学者選抜試験が始まりました。全県平均では、競争率は前年を0.01ポイント上回った1.18倍となり、概ね落ち着いた動向となりました。 しかし、志望変更前に発表された競争率では瞠目する出来事が起こりました。 下表は、近隣の公立高校について過去3年分の競争率データをまとめたものです。白抜きで示した秦野市内の3校が1月31日時点で定員割れとなったことが確認できます。秦野高校に至っては初めてのことではないでしょうか。 変更期間後には1.00倍を越えましたが

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