写真展の事②
展示作品について
今回の「心の動き/PAIN」について前回の記事で書きました
肝心の展示作品については、プリントする用紙によって
デジタル機器のモニターで見るよりずっと臨場感や質感、立体感が全く変わってきます、よって実際に生で作品を観ていただきたい気持ちが強いです
（印刷用紙によってのこだわりもかなりありまして・・・）
それとこういう展示には付き物の
ひとつの考え方（気の使い方）として
会場に来ようとされてる方がブログやSNSで先に展示作品を観ると
その楽しみが半減してしまう。という理由で嫌われる展示者や鑑賞者も少なからずいらっしゃいます。
実際、僕も他の方の写真展などに行った際はいくら撮影やSNS可でも
引きの会場内を写した物などにとどめ
はっきり作品のみを写した写真をアップするのは控えています。
ちょっとした暗黙の了解となっているところも理解しています。
でも、自分の写真展なら話は別です
もちろん、会期の序盤に自らアップはあまりしないですが
観に来られた方が、自身のSNSなどで発信していただくのはOKとしており（むしろ大歓迎）拡散力は単独が行うより複数人で行う方が強くなるのはもう当然だと確信しているからです。
それに、冒頭で書いたようにプリント自体を観ていただきたいのもあります
また、展示の並べ方や見せ方に関しても、自分なりに工夫して
全く別々の作品ができるだけ親和性を持つように無い知恵と壊滅的なセンスを振り絞っています。
なので、作品のネタバレなどは観られた方が出す分には
全く気にしていません
それに、意外と会場の照明環境などできちっと映らない事も多いので
やはり会場で照明のもと様々な距離や角度から観るほうに軍配は上がりますねー
ネタバレの被害（といっても展示に営利目的などは全くありませんが）
より、拡散の効果の方が絶対大きいと思いますよー
そして、自信満々のように書いている印刷ですが、
しかし残念ながら
実は自分ではプリントしていません、そんな良いプリンター買えません😅
（プリンターの価格とランニングコストを印刷の頻度と天秤にかけたら後者の方に傾きます、年間で２～３回しか作品用ではプリントしないので）
よって、お気に入りのラボに出しています。専門家に任せるのが一番、餅は餅屋に の精神ですねー笑
ただ、このラボが素晴らしい
たまたまWEBで見つけた「PHOTOPRI」という所ですが
①品質 ②紙の選択肢の多さ ③作家の希望に対しての綿密な対応
④価格 ⑤アフターサービス（納品速度など）
他にもありますが、この５点について非常に満足しています
もし、興味がある方は㊦㊦でご確認下さい
そして、記事公開の今は
会期も中盤になりましたので
僕自らが少しずつ解説を兼ねて作品の原板と撮影時エピソードを出していこうと思います
実は、前半と後半で２枚ほど入替を行いましたので
今では展示を見る事のできない（Instagramではいつでも見れますが💦）作品から
Nikon Zfc Nikkor Z50mm f1.8Si
so 1000 f1.8 SS 1/50
斜め左側上から1灯
展示の順番で言えば２番目にあったこの作品
ちょっと異質感のある不思議な色の瞳で心の中を見透かされているような印象です
鑑賞される方の心をざわつかせたい思いで序盤に置きました
撮影時から、モデルさんの付けていたカラコンを何とか活かせないか思案しておりました。思い付いたのが夜撮影ならではのストロボ反射
ストロボの角度を絶妙の位置にするため、持っている人（モデルさんのお父様←友人です）に助けていただき、色々細かく調整しています。１対１の撮影だったらもっと大変だったかもしれないですね。
実はこの思惑は、より暗い場所の方がストロボの効果がもっと出ると思いまして
この日の撮影開始時は比較的灯りのある閉店後の商店街で行っていましたが、
少し移動して、あまり人通りの無い線路沿いの跨線橋下で撮りました。まぁ上手くハマったと自負しています。
Nikon Df AF-S Nikkor f1.4E ED
iso 400 f4 SS 1/320
そして、もう一枚外された作品
何人かから評価が良かったのですが、当初の構想がそうだった為
名残惜しくも入替しました。
（でも、変わった方もそれはそれで良い雰囲気持ってますよー）
こちらは、梅雨明け前の７月始めに山口市の県政資料館で撮影した一枚です
照明は自然光で窓から入る光を活かしたくてシルエット気味に撮りました。
レタッチにて行った「我流白黒現像(モノクロやグレースケールと区別しています)」がもろにハマっています。
実は、上の作品もそうですが、個展のテーマが一年前からイメージあったので撮影時にその完成イメージはある程度持っていましたね。
そして、このモデルさんこの日が初めてお会いした方でした
最初は少し緊張された感じでしたが、撮影しているとあるタイミングで良い感じの感覚が感じられた（多分僕の撮影のリズムが彼女に合っていたと思います）辺りからどんどん良くなって、大人の女性ならではの雰囲気のある表情の引き出しをたくさん出していただけましたねー。僅か一時間ちょっとでしたが、大変良い撮影でした
また、さらに一ヶ月先にも違うシチュエーションで再度撮影させていただいております。
それらを含めてInstagramでは何枚か公開していますので、興味ある方はご覧ください
ひとまず今回は２枚ほど出させていただきました
残りも少しずつ（個展会期と相談しながら）公開していきます
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