写真展の事
個展も今年で3回目となります
もはや慣れてきた気もすれば、毎年襲ってくる
「展示する写真のチョイス」という産みの苦しみは
回を重ねる毎に酷くなってきているようで😱😱
そもそもは本当に軽い気持ちでした
知り合いの画家、Kさんにモデルをしていただいたご縁で
同じ会場で行われていた
その方の個展を観に行ったのがキッカケでした
それが2021年の8月だったかな?
K「nori3も展示しなさい!」
nori3「へ??」
K「私から言っちゃげる」
nori3「はへ??」
K「事務室おーぃ、展示する人おるでー」
事務室の人「おう、コレに記入せんかいワレ」
nori3「えっ は、はい😅」
的なやり取りですんなり会場予約出来まして
(記憶力皆無なので想像ネタです。2人とも優しい方で、決して言葉遣いこんなに怖くないです笑)
その年の12月始めから3週間の会期です
実は合同の写真展には何度か出展したことがあり
その延長で思ってましたが、よく考えたら
合同展ってのはだいたいが、主催者がテーマを決め(テーマそのものが無い場合もありますが)その意向に合わせた作品をチョイスすればいいだけです
比較的、難しい事考えずとも展示が可能です(流れに乗ればいいだけ)
最悪、つまんない作品でも他の方のが良ければ来場者は満足して帰られます
しかし!
個展となれば違います
人様に観ていただく作品たちとはどんなだ?マイワールドの領域展開?
そもそも僕一人の作品だけでこの壁面埋まるのか?
サイズや額装どうすんだ?考えるだけで酒飲みたくなる🍻
時間は無情に過ぎていき、だんだん会期が近づくにつれ背中にこなき爺がいるような感覚になってきました
※余談ですがこの経験をしたことにより、自分の作風ってのが確立された気がします。作風紹介はいずれ写真付きで記事にしますね
そうして一年目はタイトルを「華HANA」として
それまで撮りためていた中から、自分のお気に入りの
「華」のある作品を並べたのみの展示でした
途中で何点か作品も変えてみたり
完全に主観の押し付けでしたねー
次に二年目、タイトルは「彩sai」
一年の間、色々な写真家さんの展示を見る中で「統一性」と「作品の相関関係」が必要という事に気づき、「季節や日常を彩る」というテーマで
ポートレートとそれ以外の情景の写真2枚一組づつで四季を表現する試みを混ぜてみました、順序は春からでしたがタイトルには直接的な季節の表現は入れず少し来場者に想像していただくという狙いでした。
でも、思うような表現で展示はできずやはり主観の方が強かったです
そして前2回の反省を踏まえた今回
三年目のテーマはガラッと変わり
「心の動き/PAIN」Human are moved. They always feel pain
二年目までははっきり言って
「オレの写真キレイダロぉ?どらミテミロや~」的に自分目線に寄っていましたが、今回から客観に振り切る事にしまして、それは
前回試してみた来場者に感じていただくという点をほぼポートレートで特化出来ないか?という思いに発展し
そこからテーマを決め、作品をチョイスしました
タイトルの意図するところは、サブタイトルの英文です(文法的なツッコみは無しでお願いします😅)
意訳 人は心が動く時、必ず痛みをともなう
悲しみとか喜びとかそんなはっきりした感情の動きでは無く
ちょっと心の中で沈んでいたものが浮かぶ、新しい光を感じた、少し昔を思い出してセンチメンタルに耽るなど微妙な感覚を感じ取れたらいいな
そんな事を思い、その基準で展示作品を選びました
(はっきり言って一番地味かも😅)
まだまだプリントのこだわりとか書きたいですが
ネタバレばかりだと写真展も面白くないのでこの辺りで終わります
あとは自身で見て感じていただけたら
そう思います。
最後に会場の情報貼り付けておきます
11月16日から12月3日
ニューメディアプラザ山口 9時から17時
※時々しか僕はいません
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