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赤ワインや血液の汚れはこれで落ちる ❣

先日、要介護度1の母と自宅マンション周辺をウォーキングしているとき、私の不注意で転倒させてしまいました。後を見守りながら歩いていれば良かったのですが、口も達者で一見闊達なため、ついつい私は上り坂道を先に歩いてしまい、後方の母が後ろに倒れるのを止められませんでした。母は後頭部をアスファルトに打ち、大出血。即救急車を呼ぶという事態に。

幸いにも大事に至らず、この後の様子に要注意ということで、2時間ほどで帰宅することができました。


ここで取り上げるのが、このとき着ていたTシャツと、その下に着ていたインナーです。頭部の出血とは凄いもので後首回りから肩や背中にかけ真っ赤になってしまいました。看護士さんも「ここまでなるとちょっと使えないかなぁ…」と言いながらビニールにまとめて返却してくれたのでした。

洗ってみてダメならそれまで、と水で大量の血液をさっとすすいだ後、セスキ炭酸ソーダを適量溶かした水に数時間浸けておきました。

するとどうでしょう!!
真っ赤っかだったTシャツも白いインナーもすっきり奇麗になっているではありませんか!

襟元から背中にかけて真っ赤だったのが
跡形もなく綺麗に

理屈から言って、こうした血液の付着は落ちる、と知ってはいましたが、本当に殺人事件でも起きたかというくらいの血染めで、これはちょっとどうかしら、少々痕が残るのでは、と思ったのでした。見事な洗い上がりに、このTシャツを気に入っていたからと、母も驚くと共に大喜びでした。

我家では生活における汚れ落としは基本的にナチュラルクリーニングです。使うのは石鹸(粉状と固形)、クエン酸、過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤のこと)、重曹そして今回のセスキ炭酸ソーダです。環境負荷の軽減にもなりますが、何より私が気に入っているのは汚れが落ちる、すすぎも早い、様々な商品ラベルが並ばないからキッチンや洗面所がスッキリする、幾つもの商品を用意する必要がない、などメリットが多いことです。


約500mlの水に小さじ1程のセスキ炭酸ソーダを溶かし(適量の分量があるがいつもアバウト)、スプレーボトルに入れてキッチンに常備(メーカーの洗浄剤1本数百円を買うより断然安上がり)。酷い油汚れを洗う前に一吹きすれば落ちやすくなり、コンロ回りも吹きかけた後水拭きすればいつも小ざっぱりしていられます。

因みに、年末の大掃除でよく行う換気扇掃除。私は油が柔らかくなり除去しやすい夏にやっています。細いフィンが何十枚もあるシロッコファンは昔の実家の5枚羽根とは大違いでこすり洗いをしていたら大変です。でも、熱めのお湯にセスキ炭酸ソーダを溶かしたところへ浸けておけば、ほぼ油汚れは取れて換気扇掃除もぐっと楽に済ませられます。


もう一つエピソードを。
昨年のことになりますが新調したリビングの夏用ラグマットは麻混のアイボリーでした。夏の始めに変えた途端、夫が赤ワインの入ったグラスごと落としてしまいました。白地に赤ワインですよ!

動揺と困惑と怒りが入り混じった重たい気持ちのまま、他に考えられないからと、やはりこの時もセスキ炭酸ソーダの水に浸けたのでした。

全く痕がなくスッキリ

殆どグラス1杯分の赤ワインが飛び散り、染み込んだと見えたラグマットはその跡形もなく、すっかり元のアイボリーに。
優れものだ! とつくづく感心。

また、トイレ掃除にも役立ちます。時間が経ってこびりついてしまった便は一吹きしてちょっと置けばさっと落とせます。

界面活性剤ではないので吹きかけて使った際の拭き取りも、洗濯に使う際のすすぎも基本的に一度で大丈夫。

ナチュラルクリーニングはちょっとコツが要りますが、慣れてしまえばシンプル、経済的、合理的、機能的、そして環境に優しい優れものです。今回取り上げたセスキ炭酸ソーダは1㎏入りが600円前後で1年かな? いやそれ以上かな? とにかく長く持ちます。通常小さじ1を水に溶いて使っていると本当に減りません。
石鹸ライフやナチュラルクリーニングは現在周知されていて、既に実践されている人も多いと思います。しくみや分量など詳細はネットで検索すれば簡単に分かります。

キッチンワークやお洗濯、お掃除を担当している方、是非おススメです❣




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