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手作りによるシンプルなスキンケアのメリット

スリーブレスカットソーのECショップ【DeeDee-T】を運営しています。

あくまで主観的なものではありますが、ファッションに関すること、大人のお洒落に関することを少しずつ記事にしています。

今回はちょっと視点を変えて、私が実践しているシンプル&リーズナブルなスキンケアについて。本当は「おススメ」と謳いたいところですが、人によっては「作るなんて面倒」ということもあるかと思い、ご参考までに、ということでご紹介してみたいと思います。

さて、私のスキンケアは基本的に洗顔・ローション・オイル・クリームという構成です。洗顔は石鹸。今秋は復活する予定ですが、理想は手作りのマルセイユ石鹸。でも現在はコープで購入したシンプルな固形石鹸で洗髪、洗顔、洗面所での手洗いを全て行っています。

ローションとクリームは手作りです。と言ってもさほど凝ったものではありません。

ローション

材料は水、グリセリン、精油(アロマオイル)を混ぜるのみ。

<100ccのローション>
小さじ1/2のグリセリンに精油(私は真正ラベンダー)5滴を振ってよく混ぜ、そこへまず20cc程の水(私は敢えて水道水を使用)を入れてよく振る。その後残りの水を投入しよく振れば出来上がり。

精油には本当に多くの種類があり、香りはもちろんのこと効能も様々。私も作り始めの頃は色々試してみたり、こだわった精油を使用してみたりしましたが、何しろ日常使いなので次第に入手しやすい、リーズナブル、惜しみなく使える、という観点から今は専ら真正ラベンダーを使っています。お好きなものを使えばいいと思いますが、肌に直に付けるので注意も必要です。レモンやライムなどの柑橘系は、私は大好きなのですがお肌に付けた直後に陽射しに当たるのは避けるべき。こうした、精油ごとの特徴を認識することは大切だと思います。

オイル

洗顔後ローションでしっかり水分を補った後、オイルを2滴ほどお顔に伸ばします。現在、オイルも色々売られています。アーモンドオイルやマカデミアナッツオイルなどナッツ系のオイル、グレープシードオイル、オリーブオイルなどなど。私は今、オリーブスクワランを使用。「作る」というのではなく、買ってきたものに精油を数滴投入して使っています。

イメージできると思いますが、オイルは乾いたかさかさ状態のものに塗ると伸びずにべたべたと油っぽくなりますが、しっかり潤った状態に2、3滴塗るとすっと伸びて馴染みべたつくことはありません。塗り過ぎは禁物です。お肌上の余分な油分は酸化して逆効果に。

よくローションの次に乳液を使うと思いますが、乳液は水分とオイルが完全に混ざり乳化した状態のものです。なので、ここで使うオイルとは一般的な乳液の役割になります。乳化剤も使わずにシンプルで自然です。

クリーム

湿気の多い時期やメイクをしないときは省略することも多いですが、ローションとオイルで整えたお肌に基礎の仕上げとしてクリームを使います。一応「手作り」にはなりますが、これもただ混ぜるだけ。湯煎にかけるのでちょっとひと手間ですが、簡単です。

使用するのはシアバターとホホバオイル。

今回、50g入りの精製シアバターを全て使ってしまおうと思い、小さなクリーム瓶3つを一度に作りました。
直接瓶にシアバター17gとホホバオイル8gを投入します。

湯煎にかけ、バターが溶け、ホホバオイルと混ざったら火から降ろします。

人肌程度に冷めたところへ精油を数滴。精油により異なりますが私は真正ラベンダーなので5滴入れ竹串でよく混ぜます。更に温度が落ちたら一旦冷蔵庫へ。

少しの時間でバター分が固まります。この状態になればもう使えます。

ローションとオイルで整えたお肌の上に耳かき一杯程度の少量を伸ばします。この使い方だと、画像の瓶一つが数ヶ月持ちます。そこで気になるのが保存が効くのか?というところ。
今回使ったホホバオイルはビタミンEが豊富で非常に日持ちする植物オイルです。また真正ラベンダーも抗菌の効能がある精油。そうしたことから、だいぶ長持ちし、私は期間を気にすることなく、最後まで使い切っています。


スキンケアに関する精油やオイルのことは前田京子さんの著書<シンプルスキンケア>を参考にしました。とても面白く、実用的で勉強になります。

「シンプルスキンケア」
前田京子 著
飛鳥新社

以前、ある化粧品メーカーの社長さんのコメントが新聞に載っていたのを読み、大変印象に残っています。
本来、化粧水やクリームなどの素材はシンプルで、そんなに高価格になりようがないのだということでした。それからずいぶん長い年月を経て、ふとしたきっかけでこの本を手にし、「そうなんだなぁ」、ふむふむ、と腹落ちする感覚を覚えたのです。

本の帯にも記されている通り、スキンケアの基本は水とオイル。プラス精油による自然の草、花、木からもらう香りと効能。

ちょっと話が広がってしまいますが、現在漢方などの東洋医学がこれまで以上に注目されるようになっています。医療現場でずいぶんと併用されているようです。私は自分に必要な少ない知識を持ち合わるだけで、決して専門的ではないのですが、こうした自然の力って、やはりスゴイのだと思います。しかしその自然の力を欲するとき、受ける我々は謙虚に、でも前のめりに、そして五感を澄ます必要があると思います。つまりふんぞり返っていては自然は語りかけてくれない、ということです。

スキンケアに使用する精油で、私はそれを実感します。実に大量の花や葉、樹皮などから極微量しか取ることができない精油。スキンケアに使うのも本当に僅かです。ローションやクリームを肌に乗せたとき、ふわっと漂う芳香を鼻孔の奥で感じるように深く呼吸をします。(故に口呼吸ではいけません) そうして感受した香りが届いて初めて、脳内や他様々な部位に渡り、効能があるのかな、と思います。

このスキンケアになる前には、私も決まったメーカーの決まった商品を使っており、無くなる頃に「あぁ、買いに行かなきゃ」とかお徳用のビッグボトルにしようかしら、などとまぁ軽いストレスがありました。でも、今は無くなれば作ればいいし、おまけに経済的、そして素敵な精油を踏み込んだ使い方ができるというメリットから、すっかり定着しています。

シンプルな手作りスキンケア、もしご興味があれば強くおススメします❣



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Sleeveless Tops【DeeDee-T】

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