雪触れて凍えて赤く燃える指
立春から雨水(2月19日)になる前に雪ネタを投入しきらねば……という訳で雪ネタ。けど、北国ではまだまだ雪が降るけどね。
最近、お気に入りの中華ポップスに「陳雪燃」というシンガーソングライター(……の括りで良いのかな?)がいる。
中国語版wikiみたいな百度百科によると、彼は異色の経歴の持ち主らしい。
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彼は理系大学を卒業して音楽の道に進んだとのこと。ちなみに台湾を拠点にしている王力宏もバークリー音楽大出身なんだと。知らんかったワ。実は、王力宏はあんまり知らないんだよね。ちょうど私の中華ポップス空白時代だから。
陳雪燃の音楽は当然好きなのだが、「雪燃」という名前がまた私は好きなのである。雪は燃えない(笑)。当たり前。でもこの字面にぐっと引かれた。
これが本名かペンネーム(芸名)かも知らない。誰が付けたのかも、どうしてこの名前なのかも知らない。彼の出身地の南京は雪が降る地方らしいから、もし彼自身が付けたのであれば、雪国出身のアーティストらしい感性があってのことかもしれない。私は、その感性が何かわかる気がするのである。あくまで「気がする」で、それがまったく見当違いであるかもしれないが。
彼の名前の由来とは、全然、かけ離れたことかもしれないけれど、私はこの名前で2つのことを連想する。心理的には、吹雪の中を歩いているとき、凍えそうに寒いのに「こんちくしょう」と燃えるような気持ちが沸き起こることがある。それから、物理的には、雪に触れた顔や手指が赤くなって、そのあと急に暖かな湯を浴びたり、突っ込んだりすると、燃えるように熱いってこと。この2つだ。
彼の曲を全部聴いてるわけではないけれど、初期の作品はインスツルメンタルっぽいというか、ちょっと暗めで静かに流れる小川のような感じだ。それがどこ時期や地点からかわからないが、オーケストラフル活用みたいなドラマチックな曲や、ちょっとあか抜けた――キャッチーなサウンドっていうのかな――ポップス曲になった。
正直、後者2タイプの方が好きです。スパニッシュギターだと思うんだけれど、それを多用する傾向もあるようで、結構好みなのよね。
それから英語の歌詞は彼の作詞らしいのだが、華語だと別の人の作詞みたい。なぜだろう。不思議にどちらも、中国語力も英語も永遠に(ひいき目に見てだが)初級から中級の境をうろついている私には、とっつきやすくてありがたい(笑)。
最後にいくつか私が個人的に気に入っている彼の曲を紹介しておきます。
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