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太陽は 右から左 北の部屋

 冬至に向かって太陽の高度がどんどん低くなっていくと、思い出すお話があります。

 昔々、ガッツ石松さんが「太陽は右から左に上がる」と具志堅用高さんにおっしゃったそうな。
 具志堅さんは「左から右でもいいんじゃないッスかね」と応えたそうな。
 するとガッツさんは「バカだな、お前! 太陽は下から上に上がるんだ」と返したそうな。
 おしまい。

 そのお話を聞いて、腹抱えて笑いながらも「ほほぅ、ガッツ氏の部屋は北向か」と私の脳細胞ちゃんは推測した。しかも南半球にある家の。
確かに、南半球の北向部屋なら太陽は視覚的に「右から左」に動いているように感じる。
 同じく、太陽が下から上に昇って、上から下に沈むというのも感覚的には、そうだ。まあ、わかる。特に太陽の高度が高い季節にはね。
 そこで、はて? と思う。
 白夜や極夜の時の極点に近い地域では、どうなんだろう。太陽の高度を「昇る」とか「沈む」とかいう表現で表せない状態な気がする。

 もし、そういう時期に極点に近い地域にガッツ氏が行ったら、何て言うんだろうと、ひどく気になって仕方がない。

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