彼の地よりやって来たるは初鰹
前回は「かの」で終わったので、「かの」から始まってます。
鰹は、春に黒潮に乗って北上してくるんですって。人間様がそれを捕って、晩春から初夏の今頃の季節に初鰹として愛でて食う。
wikiセンセイによると、鰹は、カジキから身を守るために、クジラやジンベイザメの周辺に群がるそうです。「虎の威を借る狐」ならぬ「クジラ(サメ)の威を借る鰹」じゃございませんか。
ただし、鰹が集めた鰯をクジラが頂くこともあるそうで、持ちつ持たれつ、win-winの関係ってことですかね。クジラの親分に鰯のみかじめを支払って、守っていただいているともとれます。
そんな海の最強親分クジラやサメの守りがあっても、逃れられない地上最凶の生物にして、キング・オブ・雑食、人類の食意地の魔手。なんたって、親分たちすら捕って食っちゃうんだもん。
恐るべし。人類。