アロマはニオイケアが可能、香水では無理な理由
こんにちは
アロマ男子®育成家、星野知子です。
汗ばむ季節・・ご自身のニオイ、気になりませんか?
「俺臭いかも?」と心配になった時、
アロマセラピーなら、その「臭い」を解決することができます。
なぜ解決することができるのか?ご説明していきますね。
汗は元々「無臭」
臭いの原因はなんだと思いますか?
そうです。臭いの原因は「汗」とか「皮脂」です。
しかし、多くの人が気にする「汗」。
実は、もともとは「無臭」です。
臭いは、「汗そのもの」からではなく、
汗が“分解されるとき”に発生するのです。
皮膚には約1兆個の常在菌が住んでいる
その汗を分解しているのは、人間の皮膚に住む“常在菌”です。
「菌」と言うとなんだか汚いもののように感じてしまうかもしれませんが、人間はたくさんの「菌」=微生物と共存しながら生きています。
ヨーグルトのCMなどで耳にする「乳酸菌」「ビフィズス菌」なども、
腸内に生息し人間と共生している菌の1つです。
人間と一緒に暮らしている微生物が「常在菌」と呼ばれています。
皮膚常在菌は皮膚の表面に住んでいる菌の総称です。
表皮ブドウ球菌、アクネ菌、黄色ブドウ球菌など、
人間の皮膚には、なんと約1兆個もの常在菌が住んでいるのです。
臭いの正体は皮膚常在菌の食べかす
「汗臭い」などの「臭い」は、皮膚常在菌の“食後の臭い”になります。
皮膚常在菌も生物なので、
生きていくために栄養分の摂取&分解し繁殖していきます。
その栄養分が人間の汗や皮脂や垢なのです。
運動や入浴はもちろん、睡眠中や街を歩いているときなど、
人間は日常生活でも多くの汗をかきます。
しかし、冒頭で触れたように、
日常生活でかいた汗は基本的に「無臭」です。
運動またはサウナでたくさん汗をかいても、
直後では「臭い」と感じないと思います。
菌の繁殖のピークは汗をかいてから5~6時間後
ところが、かいた汗をそのままにしておくと、皮膚常在菌が汗を分解しながら繁殖していき、このときに臭いの原因となる成分が発生します。菌が増えるピークは、汗をかいてから約5~6時間後。汗はこまめに拭きましょう!
シャワーしまくるのは逆効果
肌が酸性に保たれているとそこまで臭いは発生しないのですが、
アルカリ性に傾いている時”不快臭”になります。
意外でしょうが、体の洗いすぎも、
この肌のペーハーバランスを崩し、体臭を発生させてしまいます。
健康な皮膚は「表皮ブドウ球菌」がほとんどを占めており、
酸性に保たれています。
この数が多いといい匂いの肌だと思います。
一方「黄色ブドウ球菌」や「真菌」はアルカリ性を好み、
臭いのもとになるアンモニアやインドールなどを作り出します。
この「表皮ブドウ球菌」の方を増やしたいところですが、
シャワーを浴びるだけで
約80%の「表皮ブドウ球菌」がながれてしまいます。
次にシャワーを浴びるまで
「表皮ブドウ球菌」は時間とともに増えていきますが、
エサとなる汗や皮脂がないと、
「黄色ブドウ球菌」や「真菌」など
増えてほしくない菌が増えてしまうのです。
臭いが気になるからといって、
シャワーをしまくるのも
逆効果になるので注意してくださいね。
体臭は、「汗臭」「ミドル脂臭」「加齢臭」の3種類
体から発生するニオイは、
大きく「汗臭」「ミドル脂臭」「加齢臭」の3種類あります。
それぞれのニオイは、年代によって強さのピークが違います。
20代は「汗臭」がピーク
若い頃は新陳代謝が活発でよく汗をかくため、
いわゆる「汗臭」が発生し、
20代をピークにニオイ強度は徐々に下がっていきます。
30代半ばを過ぎたころから発生する「ミドル脂臭」
30代半ばを過ぎたころから、加齢臭とは異なる第三のニオイ「ミドル脂臭」が発生することを、(株)マンダムが発見されました。
「ミドル脂臭」は、30代半ば~50代半ばで最も強くなります。
「ミドル脂臭」の原因成分はジアセチルで、ジアセチルと皮脂臭(中鎖脂肪酸)が混ざることで、「ミドル脂臭」となります。
30代半ば~50代半ばの男性は3つのニオイが混在
50代半ば以降になると「加齢臭」が発生し、
「汗臭」「ミドル脂臭」の発生は減少していきます。
30代半ば~50代半ばの男性が、「汗臭」「ミドル脂臭」「加齢臭」の3つのニオイが混在した年代になります。
加齢臭が「耳の後ろ」から臭う、は都市伝説
「加齢臭」は、よく“耳の後ろ”から発生するといわれていますが、
これは都市伝説。
実際は、胸や背中など体幹部を中心に発生します。
「加齢臭」は実はそんなに臭くない
(株)マンダムが2015年に25~54歳の働く男女を対象に行った
「男性の基本3体臭『汗臭』『ミドル脂臭』『加齢臭』に関する調査」
によれば、「加齢臭」を“我慢できない”“許せない”ととらえる女性は
約20%。
つまり一般的に“許せない不快なニオイ”ではないと思います。
私も実際に「加齢臭」の原因成分ノネナールのニオイを嗅いだことがありますが、“枯れ草のような”ニオイで、特に不快なニオイではありませんでした。
「汗臭」「ミドル脂臭」は80%以上の女性が“不快に感じる”ニオイ
一方「汗臭」「ミドル脂臭」に対しては、“我慢できない”“許せない”という女性が80%以上という結果になっています。
「ミドル脂臭」は後頭部が一番の発生源
(株)マンダムが見つけた、「ミドル脂臭」は
後頭部・頭頂部・うなじを中心に発生するという実験結果がでています。
ですので、本当はシャンプーするのが一番です。
ですが、「菌」が繁殖してきたからといって、
出先でシャンプーできないですよね?!
「精油」の薬理作用である「抗菌作用」が菌の繁殖を抑えられる
そんな時、“抗菌作用”のある精油で作ったアロマスプレーなら、
後頭部に直接スプレーして、「菌」の繁殖を抑え「ニオイケア」することができます。
香水には「薬理作用」はなく、“マスキング”で悪臭になることも
「香水」は合成香料が主な原材料なので、
“殺菌作用”&“抗菌作用”はありません。
臭いを強い匂いでごまかす“マスキング”という形になるので、
混ざると悪臭になりかねません。
「精油」なら、服ではなく体臭の中和的消臭ができる
ソファーや洋服用の消臭スプレーには、
「かなり毒性の強い薬剤」が入っているそうです。
ですので、それらを直接皮膚や頭髪に噴霧するのは絶対お薦めしません。
“抗菌作用”だけでなく、“消臭作用”もある「精油」なら、
服ではなく、体臭の中和的消臭ができるのです。
youtubeでご説明しております。
よかったら見てくださいね!
実際に
体臭ケア&口臭ケアのアロマスプレーの作り方は
こちらのyoutubeでご紹介しております。