雑記18・コナンの決めゼリフについて
アニメ「名探偵コナン」のキャッチフレーズに「見た目は子供、頭脳は大人、その名は名探偵コナン」というのがあるが、テレビシリーズの初期では使われていなかった。いつから使われ始めたのかというと、第1期31話「テレビ局殺人事件」からである。それ以前の1〜30話で使われていたのは「小さくなっても頭脳は同じ、迷宮なしの名探偵」「真実はいつも一つ」で、どちらのセリフもアニメ冒頭に登場する。テレビアニメの「コナン」は本篇が始まる前に、作品の内容がダイジェストされるか、前話の内容がお浚いされる構成で、それが終わった後に上記セリフがコナンによって発せられるのである。
ちなみに、セリフの切り替わりは、OPがザ・ハイロウズ「胸がドキドキ」からVELVET GARDEN「Feel Your Heart」に変わったタイミングと同じ。
テレビアニメはこんな感じだが、映画の方はどうなのだろうか。映画第一作目の「時計仕掛けの摩天楼」では、コナンの正体なり、お仲間なりについて解説が入った後、「小さくなっても頭脳は同じ、迷宮なしの名探偵」「真実はいつも一つ」というセリフで本篇が始まっていた。冒頭でダイジェストを流す形式はテレビ版を踏襲したものだが、テレビ版と異なり、セリフは作品を重ねても切り替わることなく、現在でも先のものが依然、現役で使われている。