【スマホ版】気まぐれ断食
今回は、パーソナル栄養士である石川威弘(いしかわたけひろ)先生の著書「気まぐれ断食」という本の内容を紹介します。
本書が提案する断食法は、難しく考えることなく気軽に、簡単に取り組むことを第一に考えています。
断食は今やヨガと並ぶメジャーな健康法の一つとなり、定期的に行うことで高い効果が得られるのは間違いありませんが、気が向いたときに行ってもある程度の効果は得られますし、やらないよりやった方が良いのは間違いありません。
ですから、「今まで断食に挑戦したことがあるけど続かなかった」という人や、「断食をしたことはないけど辛そうだから無理っぽい」という思いを抱えている人に気まぐれ断食はぴったりです。
今回の内容を通して、「ちょっと断食やってみようかな?」と思っていただけたら幸いです。
飽食の時代だからこそ断食が必要
皆さんの中に、断食をやってみたという人もいるかもしれません。
ネットで調べた情報だけを頼りに、手探りで断食をやってみたけれど、辛い我慢ばかりの連続で、途中で脱落してリバウンド・・・・・、こんな経験をしたのなら、断食はやっぱり辛かったという思いだけが残るので、二度とやりたくないと思っていることでしょう。
しかし本来、正しい断食というのは辛いものではありません。
断食成功者はみんな気持ちよく断食を行っていて、次の断食が楽しみになっています。
定期的に続けた方が高い効果が得られるのは確かなのですが、無理をして結局続かないのであれば、効果が低くなるどころか逆効果になってしまうかもしれません。
ですから、週末断食のような定期的な断食を無理してでも行おうとする事は、多くの人が陥ってしまう失敗例の一つです。
あなた自身が「やりたいと思う心の余裕があるときに、無理のない範囲でやってみる」、これが長期的に見て最も効果の高い方法ですから、辛いと思ったら無理せずに中断してください。
そもそも、なぜ断食をやってみようと考えたのでしょうか?
断食は、ダイエット法の一つとして紹介されることが多いですが、実際にはダイエット以外にも様々な健康効果があります。
たとえば・・・・
・脂肪燃焼
・腸内環境の改善
・便秘解消
・睡眠の質改善
・アレルギーの改善
・免疫効果アップ
以上の効果が、実際に確認されています。
はるか昔から、断食は民間療法として活用されていました。
食べないことによって人間が元々持っている自然治癒力を取り戻し、健康になることが出来るのです。
現代は飽食の時代と言われていて、日本でも生活習慣病がここ何十年の間に急増しています。
他国の食文化が日本に広がってきたこともあり、食の変化がもたらす健康問題は、今や深刻な社会問題となっています。
食べ過ぎによる肥満や糖尿病は高止まりしていて、原因不明のアレルギーや不妊で悩む人も増え続けています。
飽食の時代に生きる私たちは、糖質や脂質、添加物など、体が処理出来なるほど食べ過ぎているので、体の解毒機能や代謝機能が追い付かなくなっています。
こうした食べ過ぎによる不調を治すために行うのは1つしかありません。
それは、「食べないこと」なのです。
ここから先は
¥ 11,000
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?