実践に役立つ株情報【01】
「日本に流通するお金は増え続けている」
「現金流通高」とは、紙幣と硬貨の発行流通高の
合計のことを言います。
日本銀行が保有している現金は除かれますが、金融機関が
保有している現金やタンス預金もこれに含まれます。
この現金流通高は年々増加しているのです。
日本生命のシンクタンクである「ニッセイ基礎研究所」が
日銀の公表データを基に作成した資料によれば、
2000年には60兆円程度だった現金流通高は
2016年ごろに100兆円に達し、2020年現在では120兆円規模に
なっています。
現金流通高の増加には日銀が大きく関わっています。
日銀は金融機関を通じて、現金を市中に供給もしくは
回収する役割を担っており、現金をどのくらい供給・回収
するかは市中の需要によって変わります。
つまり、市中において現金の需要が高まると、日銀は現金を
より多く供給しなければなりません。
現金流通高が年々増加しているということは、市中において
現金の需要が高まっていることにほかなりません。
現金流通高においては、とくに1万円札が増え、
少額の硬貨供給量は減っています。
言い換えると、1万円札の需要は伸びており、硬貨の需要は
減っているということになります。
1万円札が増えている理由の1つとして、国民の預貯金額や、
いわゆるタンス預金が増えていることも考えられます。
タンス預金は高額紙幣の1万円札で行うのが一般的なので、
タンス預金によって市中に1万円札が出回らず、
タンスに吸収されてしまっている可能性があります。
近年日本では、景気を上向かせるために金利を低くする
「金融緩和政策」を続けています。
金利が低くなると銀行から企業や個人がお金を借りる際には
有利になりますが、その反面、銀行にお金を預けても
金利が低いため、ほとんどお金を増やせないことになります。
すなわち、金融緩和政策によって低金利が続いていることで、
銀行にお金を預ける人が減り、結果的に自宅で現金を
保有しておくタンス預金が増えたと考えられるわけです。
政府は最近、しきりに投資を促していますが、これには
理由があって、投資によって儲かった人の収益から
税金を徴収したいと考えているのです。
銀行に預けていても、タンス預金で保有していても、税金を徴取
できませんから、眠っているタンス預金を運用してもらい、
利益が出た人から税金を徴収しようという訳です。
岸田総理は政権発足時に「令和版所得倍増計画」を
掲げていました。
これは、国民の関心を投資に向けようとする政策で、
これが徐々に浸透していけば、日本の証券市場にはもっと活気が
出てくるのではないでしょうか。
ホームページにも書きましたが、銀行にお金を預けていても
金利はほぼ0円ですが、株式投資を行って配当金という形で
企業から利益を還元してもらえば、銀行金利の数百倍から
数千倍の差でお金が還元されます。
株価が下がると損するから不安だという声がありますが、
例えば日本郵政株を1,000円以下で購入できたのであれば、
配当金は5%(50円)ですから、20年保有すれば
元本全部回収できることになります。
このように、来月値下がりするかもしれないから不安だと
考えるのではなく、5年・10年の長期で考えれば
リスクはとても少ないという事を勉強していきましょう。
昨今、投資がブームになってきていますが、私が株式投資を
始めたのは、老後2,000万円問題が話題になっていた頃の
2019年(8月)でした。
実際に投資するまでには、必要な知識を得るために何冊も
本を読んで勉強しながら始めたものの、新型コロナの流行で
世界的な経済不安があったり、「どうしたらいいの?」という
場面もありました。
そのような経験をしながら、私の現在の損益は以下の通りです。
画面の右側になりますが、+8,285,597円の実現損益があり、
そのうち、-3,572,453円は分配金で差し引かれていますので、
トータル470万円くらいの利益になっています。
株式投資に否定的な意見をする人は、株式投資をやったことが
ない人ではないでしょうか。
銀行に預けて年利6%もらえた頃は、確かにそれで良いと
思いますが、その時代を生きた人達の常識を現在に
当てはめてはいけません。
身近な人たちが良かれと思って助言してくれる
「お金は将来のために銀行に預けておけ」
という言葉は、もはや時代遅れなのです。
例えば、ゆうちょ銀行に100万円預けたとします。
金利は0.001%なので1年間預けても10円しか貰えませんが、
日本郵政株を約100万円分買うと、年間50,000円(税引前)の
配当金を受けられることを、世の中のどれくらいの人が
知っているでしょうか・・・・・
今回、私が勉強して学んだ知識を公開します。
株式投資のテクニック以外にも、税金のことについては
多く納め過ぎないように、特に詳しく勉強しました。
引かれてしまった税金を取り戻す方法や、利益がたくさん
あっても扶養を外れなくていい方法など、ピンポイントで
調べなければ知ることができない知識がありますので、
需要があればこれからも続けます。
【01】の公開情報は以下の通りです。
・投資家がチェックしている情報ツール
・ぜひ勉強して欲しい専門用語
・株式相場は8時から動き出す
・日経先物は開始が東証よりちょっと早い
・証券取引所を介さずに株式取引をする方法
・株価変動の要因(その1)
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