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お洋服と思い出をしまう


子育ては7000日と言われます。
それを聞いたとき、どう思いますか?
長い?短い?


寒くなり、衣替えの季節。
娘がこれまで着ていた半袖の服たちと
さよならをしました。

赤ちゃんらしいロンパースが好きで
そればかり買っていたので

きっと来年の夏はもう着られない。
どれも私好みのお気に入りで、
もう着ている姿を見られないんだ
と思うと名残惜しい。

この服で色々行ったな、
楽しかったな、
たくさん泣いたな、


そんな思い出と共に
一着ずつ丁寧に畳んで仕舞いました。




先日義実家に行ったとき、お義母さんが
「着られるのがあるといいんだけど…」
とお古の冬服をたくさん出してくれました。


見ると主人やそのきょうだいたちの名前の入ったものや、少し色褪せたもの。
お下がりですがどれも綺麗で、
丁寧に扱われていたことがうかがえます。

そして出した服を見ながらお義母さんは
「この服はね…」と
思い出をたくさん話してくれました。


天日干しにされるうーたん
義妹ちゃんから娘の相棒へ(大歓喜)




7000日を経たお義母さんには今
どのような景色が見えているのか、
私には想像し得ません。

きっとお義母さんも今の私と同じように
“もうこの子たちが着ることはないだろう”

と、思い出を浮かべながら
一着ずつ畳んだ日があったのでしょう。



7000日を終えたとき、
戻りたくても戻れない今を私はきっと
懐かしく、愛おしく思うと思います。

だから時々
今を切り取って、俯瞰して、

目の前の問題はとりあえず置いて、

どんな大人になっていてほしい?
そのゴールだけはブレず、

でも忘れちゃうから
時々立ち止まって思い出しながら、
子育てと向き合っていきたい。

そんなことを
今一度思わせてくれた出来事でした。

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