ロサンゼルス生活229-231日目
アメリカのサマータイムも終了した。これまで1時間巻き戻っていたのがもとに戻った。今のアメリカ時間は世界基準と同時刻のようである。
私のような移民者には、このサマータイムという制度のよさがわからない。複雑さが増すだけではないかと思ってしまう。それでなくてもアメリカには時差がある。ニューヨークとロサンゼルスでは、たしか5時間ほどズレているのではなかっただろうか。混乱に混乱を重ねるだけではないだろうか。
サマータイムという制度がいつ頃はじまって、などといった歴史的なことは知らない。聴いた話によると、もともとは農業に従事するひとのためにできた制度らしい。太陽の昇る時間に、なるべく時間を合わせるということなのだろうか。
しかし私は思ってしまう。例えば冬に6時に起きているのならば、夏になったら5時に起きればいいだけの話なのではないのだろうかと。まあこの辺りは慣習のようなもので、今更やめるわけにはいかないとか、そういうことなのかもしれないけれど。
日本にだって不可思議な慣習はある。例えば運転免許証など公的な書面や書類。表記はほとんどが和暦である。あれやめて欲しい。海外で和暦を認識できる人なんてほとんどいない。っていうか日本にいたって、今って令和何年だっけ、という状況によく陥る。普通にすべてを西暦にすればいと思う。まあこの辺りも慣習で今更といったところなのだろうか。
日本では衆議院選挙が終わり、アメリカでは大統領選挙が終わった。自民党は大敗し、トランプ氏は圧勝した。日本でもアメリカでも政治的な変化が少しずつ起きているようである。いずれにしてもひとつの政党があまりにも長く政権を取り続けるのはよくない。私はそう思っている。
だからといって日本の野党やトランプ氏を支持しているわけでもない。政治家なんて基本的に誰も支持していない。自分が投票する時は、あくまでも仕方なく、この人で、この党で、というスタンスである。神のようにすごい政治家が現れることを期待もするが、まあ基本ないだろうと思っている。