カメラの操作がよくわからない・・・ ~撮影旅行よもやま話集~
写真撮影旅行でツルさんが新品のカメラ、ペンタックス67Ⅱを持ってきました。
皆、いいね~とか高かったでしょ~とか言いながら、ペンタックス67Ⅱを見せてもらっていましたね。
その当時、写真仲間の皆さんの使っていた主機は、
F1さんはマミヤ645Pro、
大判さんはTOYO4×5、
毎度さんはマミヤRBとミノルタα、
吉チャンさんはゼンザブロニカ、
小生はペンタックス645改(撮影しながらでも、露出補正がダイヤル操作で簡単に出来るように、ペンタックスで改造してもらった)だったかな。
戸隠の鏡池での早朝撮影で、刻一刻と明るくなり撮影状況が変わる中、ツルさんがカメラの使い方がよくわからないと言い出しました。
聞けば、新品カメラで練習無しの、いきなり本番とのこと。
でもツルさんと同じカメラ、ペンタックス67Ⅱを持っている人は誰もいません。
当然、ペンタックス67Ⅱを誰も使ったことなどある訳がない。
急に聞かれたって、正しい取扱い方法・操作方法など判るはずもない。
皆さん、流石に今回は面倒見切れないとのことで「ツルさんゴメンネ~」と言って、無視を決め込みました。
ツルさんに付き合っていたら、自分の写真撮影もできなくなるので仕方ないよね~皆さん高いお金を支払って、ここ『戸隠』まで撮影旅行に来ているのだから。
一応35mmカメラは持ってきたとかで、結局ツルさんはペンタックス67Ⅱはあきらめて、使い慣れた35mmカメラだけで写していました。
後でカメラを売った馴染みのカメラ店の社長に聞いたら、「一応一通りの説明はしたんだけどね~」って・・・ダメだろ。
ツルさんのような、機械やメカは苦手って方にカメラを売るときは、自分で電池やフイルムを入れさせて、実際に撮影もさせて、写った結果をその場で現像してでも、チェックしてほしいものだと思った次第です。
だから、余計なお世話だはと思いながらも、社長に文句を言っちゃいましたね~。
後日、久ぶりにツルさんに会ったので、「写真撮ってる?ペンタックス67Ⅱどうなった?」って聞いたら、全く使っていないけど、まだ大事に持っているって・・・
カラオケ大好き仲間の歌っている写真をよく撮っているらしいけど、結局ツルさんはペンタックス67Ⅱを上手く使いこなせず、以前から所有の使い慣れた35mmカメラばかり使っているそうだ。
あーもったいないもったいない。
一度でも使ったら中古品だから、売るにしても安く買いたたかれるのだろうしね。
それから何年か後に、小生もペンタックス67Ⅱを買って、主機として使うことになりました。
ペンタックス67Ⅱは確かに大きくて重いのは欠点ですが、中々使いやすい、操作しやすい、とても使い勝手の良い中判カメラでしたよ~!
ただ、交換レンズ群がペンタックス645よりもかなり高かったから、懐事情がかなり厳しくなりましたが・・・
※デジカメが主流となり、フイルムカメラが淘汰される前のお話です。
今はほとんどの人が、スマホのカメラ機能だけで事足りる時代ですね。
ちなみに小生は携帯やスマホでは、緊急時以外に写真は絶対撮りません。
≪以下は2024年5月に加筆≫
先日、スマホで2億画素のデジタルカメラ搭載、なんてニュースがありましたが、オーバースペックもいいとこです。
以前スマホに1億画素のデジタルカメラが搭載されたときにも、オーバースペックだと笑いましたが・・・それ以上の2億画素が出てくるとは驚きです。
全紙や半切サイズに写真を引き伸ばしして飾るにしても、デジタル一眼レフカメラでしたら、例えトリミング前提であっても、2000万画素程度で十分なんですよ。
もしもスマホのデジタルカメラで、全て2億画素で写真撮影している人が居るとしたら、本当に内臓メモリーの無駄遣いですね。
絶対にその2億画素の画像データを、メール添付で送ってくれるなよと思ってしまいました。