桜奉納舞 ~撮影旅行よもやま話集~
古代東山道沿いにあり、源義経が奥州に落ち延びる際に立ち寄り、この桜の木に馬を繋いだと伝えられている駒つなぎの桜。
長野県阿智村の山奥にある水田の傍らにひっそりと咲く、樹齢約500年のエドヒガンザクラの一本桜。
扇を広げたような見事な枝ぶりが、水田に映える姿はとても美しく、大勢の観光客やカメラマンが写真を写しに来ます。
小生も噂を聞きつけ、夜中に車を走らせ、黎明前には現地に到着できるよう時間計算して、撮影に向かうことにしました。
駒つなぎの桜の近辺は、一般車両が通行出来ないため、東山道園原ビジターセンターはゝき木館の駐車場から駒つなぎの桜まで、約15分歩きます。
この日は非常に運が良かったらしく、駒つなぎの桜は満開、水田にも水が張られ、おまけに『駒つなぎの桜奉納舞』がありました。
この桜が咲く時期に水田に水を張るのは、数年に一度とか・・・
この日の撮影では、桜と水田だけでなく、動きのある桜奉納舞も入れての構図となります。
舞の躍動感を意識したシャッタースピード、扇子を持った腕を振ったときに少しブレて写るようなタイミングで写してみました。
駒つなぎの桜が満開になる頃には、はなもも街道と名前がつけられている近隣の昼神温泉周辺道路も花桃が満開になるのですよ。
街道沿いの、紅白ピンクと多彩な色で満開の花桃も眺めながら、観光客で混み合う前に帰途につきました。