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犬山城 ~撮影旅行よもやま話集~

 桜が満開の犬山城は、木曽川沿いの高さ約88メートルほどの丘に築かれた中々美しいお城でした。

 小高い丘の上に聳え立っていますので、遠くからも犬山城の天守閣がよく観えて、好い目印となりますね。

 桜が満開のタイミング的にも、もしも次の日だったら犬山祭りで大渋滞、駐車場を探して車を停めるのも大変だったろうとのことで、本当に好い日に有給休暇を使って行ったものだと思いましたよ。

 三光稲荷神社と針綱神社に参拝して、その奥にある犬山城の天守閣を目指します。

 天守閣はほぼ戦国時代の姿のままのようですが、廃藩置県で他の建物は全て解体されてしまったとのこと、現代に残っていれば、貴重な歴史資料となったでしょうに残念なことです。

 名古屋城のような金ピカの鯱ではありませんが、立派な瓦の鯱も屋根の最上部にありましたし、歴代の鯱の展示もされていましたよ。

 犬山城の天守閣の中は、ほぼ戦国時代当時のままなので、バリアフリー?それ何?の狭くて急な階段を際上階まで登ります。

 戦国時代の城の造りとはこの様なものなのに、名古屋城の天守閣を木造で昔の姿に復元するプロジェクトに対し、バリアフリー化だ、エレベーター設置だと騒ぐ団体の異常さに、呆れを感じてしまいます。

 まあ今の名古屋城の天守閣は、鉄筋コンクリート製のお城風建築物の歴史博物館でエレベータ完備のバリアフリーですから、同じような便利なお城で造らせたいのでしょうが、復元とは昔のお城のままの姿、犬山城のような不便さも含めてのものだと思うのですが、そもそもの考え方が全く違うので、何処まで行っても議論は平行線のままなのでしょうね。

 天守閣の4階望楼から外の風景を眺めていると、轟音と共に航空自衛隊のF15J制空戦闘機等が城の上空を何機も飛んで行きました。

 犬山城の近隣には、小牧の名古屋飛行場を利用する小牧基地と航空機を製造する三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所、各務原には岐阜基地がありますので、訓練飛行や試験飛行の航路がちょうど犬山城の上空なのでしょう。

 犬山の街中なのに結構な轟音でしたし、飛行する頻度も結構多かったので、中部国際空港セントレアを2~3倍くらい伊勢湾側に拡張してしまい、滑走路も3本に増やして、伊勢湾側に航空自衛隊と海上自衛隊の基地も造ってしまいってはいかがでしょうか。

 伊勢湾で自衛隊機の発着訓練が出来るようにしてしまった方が、騒音問題的にも安全面的にも夜間訓練的にも、ちょうど良いのではと個人的に思ってしまいましたが、実現は無理でしょうね。

 今の中部国際空港セントレアって、滑走路1本だけで中途半端な未完成状態なのは事実なのですから・・・

 望楼から降りながら天守閣内の展示物を見学し、城庭で犬山城と満開の桜の構図で写真撮影していると、F15Jが2機並んで上空を飛んで行きましたので、なんちゃって戦国自衛隊的な写真も写しました。

 ちょっとタイミングが悪く、もう少し低空飛行でF15Jが飛んで行った時には、まだカメラが鞄の中で、取り出して写すような時間的余裕も全く無くて、F15Jがもっと大きく写り込む写真は、残念ながら写すことが出来ませんでした。

 もしも低空飛行が写せていたなら、もっともっと迫力のある写真になったと思いますよ。

 その後は、江戸時代の面影を残すレトロな雰囲気の犬山城城下町を散歩してから、家路につきました。

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