
【限定公開】1級建築士試験の裏側
この記事について
こんな方に読んでもらいたい内容です
・1級建築士試験の勉強を始めようとしてる人
・既に1級建築士を取得済みで、あの時の感動を
思い出したい人
・1級建築士試験に挫折しかけてる人
この記事を読むと
こんな未来が手に入ります。
✅1級建築士試験の誰しもが通る挫折ポイントを
先に把握できる
✅挫折ポイントの解決策が分かる
この記事は筆者の1級建築士試験の合格までの
道のりとあの時ああしていれば、、、ということや
これは役に立った経験などをまとめています。
試験勉強を始める前に読んでみてください。
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1. 地獄の始まり:1級建築士試験を受けると決めた日
俺が建築を志したきっかけは、
ただの「憧れ」だった。
小学生の頃、日曜の夜7時になると、
俺はテレビの前にかじりついていた。
『劇的ビフォーアフター』。
ボロボロだった家が、
匠の手によって生まれ変わる。
床が抜けそうな古い家が、
開放的な吹き抜けのある家に。
狭くて暗い台所が、
家族が笑顔で料理できるキッチンに。
それを見た施主が涙を流しながら
「本当にありがとうございます…!」と
頭を下げる。
「カッコよすぎるやろ…」
俺は夢中だった。
毎回登場する“匠”たちは、
図面とアイデアだけで人の人生を変えていた。
「俺もいつか、こんな仕事をしてみたい!」
そう思ったのが、
建築の道に進んだ一番最初の理由だ。
ただ、現実は違った。
私立大学の建築学科に進んだけど、
思い描いていた世界とはかけ離れていた。
設計の授業はひたすら手を動かし、
毎日毎日、模型をつくる日々。

何回、この模型を壊してやろうかと思ったことか...
「建築って、こんなに地味なものなのか…」と、
いつの間にか熱は冷めていた。
それでも「1級建築士」は、
俺の中で特別な響きを持っていた。
「よし、1級建築士を取ろう」
この資格を取れば、
子どもの頃に憧れた“匠”に近づけるはず。
そう思った俺は、
「1級建築士は最短の1年で取る」 と心に決めた。
なぜか?
答えはシンプルだった。
「お金」と「時間」がもったいないからだ。
1級建築士の合格率は、
学科と製図を合わせると10%前後。
多くの人が2〜3年、
長い人で5年以上かけて受験する。
でも、考えてみてほしい。
1年で受かれば、次の年から資格手当がもらえる。
平均で年間50〜100万円の差がつく。
仮に3年かかったとしたら?
最大300万円の機会損失 になる。
さらに、
試験勉強のために何百時間も使うことになる。
1年で決めれば、
自由な時間を2年以上取り戻せる。
「ダラダラ受験なんてやってられない」
金も時間も、ムダにできない。
やるなら最速で終わらせる。
こうして俺は、
1級建築士試験に挑むことを決めた。
ただ、その時の俺はまだ知らなかった。
この試験が、
ただの「お金と時間」の問題ではなく、
自分の人生を変えるような戦い
になることを——。
2. 学科試験:
勉強量の暴力に押しつぶされそうになった日々
「平日、時間がなさすぎる問題」
1級建築士試験の学科勉強は、
「平日にどれだけ時間を確保できるか」が
カギだと言われる。
でも、実際にやってみて思った。
「平日、勉強する時間なんてほぼゼロやん…」
俺の1日はこんな感じだった。
・7:00 起床、出社準備
・8:00 通勤(電車で参考書を開くも、
眠すぎて頭に入らない)
・9:00-18:00 仕事(設計業務、打ち合わせ、
時には残業)
・19:00 帰宅(疲れすぎて勉強する気力ゼロ)
・20:00 ご飯、風呂(ここでようやく少し回復)
・21:00-23:00 勉強(でも眠すぎて効率激落ち)
・23:30 就寝
勉強時間は平日2時間が限界。
でも、仕事で疲れてるから
集中力は30分くらいしか持たない。
「社会人が1級建築士を取るのは無理ゲー」
何度もそう思った。
だから、最初は考えた。
「土日に全部詰め込めばいいやん!」
「土日に詰め込む作戦」→ 失敗
「土日だけで一気に追いつけばいい」
と思った俺は、
土日に鬼のように詰め込むことにした。
・朝9時から夜まで図面と参考書に向き合う
・1日10時間やれば、
平日の遅れもカバーできるはず
結果、どうなったか?
3週間で挫折。
長時間やるほど、集中力は落ちるし、
ストレスも溜まる。
最初の数時間はいいけど、
昼過ぎには意識が飛んでる。
そして翌週の平日は疲労が残って、
ますます勉強が進まない。
「このままじゃヤバい…」
ここでようやく、
俺は勉強法を見直すことになる。
3. まずは「勉強の勉強」から始めることにした
「このままじゃダメだ」
土日に詰め込む作戦が破綻し、
平日はほぼ勉強できない。
そんな状況に焦りながら、
俺はふと思った。
「そもそも、
勉強のやり方が間違ってるんじゃないか?」
実を言うと、
俺は昔から勉強ができるタイプではなかった。
建築学科に入ったのも、
純粋に「匠」に憧れたからで、
数学や物理が得意だったわけでもない。
暗記科目も苦手で、
教科書を読んでもすぐ忘れるし、
ノートを取っても頭に残らない。
ただ、
俺にはひとつだけ得意なことがあった。
「正しい練習法を学んで、実践すること」
これは、高校の野球部で学んだことだった。
「野球部の練習」と「勉強法」の共通点
高校時代、俺は野球部に所属していた。
だけど、センスがあるタイプではなかったから、
普通に練習してもなかなか上達しなかった。
でも、ある日、
監督に言われた言葉が今でも忘れられない。
「上手くなりたかったら、
まず“正しい練習法”を学べ」
ただバットを振り続けても、
正しいフォームを知らなければ意味がない。
ただ筋トレをしても、
適切なメニューを組まなければ効果が出ない。
結局、「結果を出すには、
正しい方法を知ることが最優先」 だった。
この経験があったからこそ、俺は思った。
「1級建築士試験の勉強も、
まずは“勉強の勉強”から始めるべきじゃないか?」
「記憶のメカニズム」を学ぶ
こうして俺は、
まず勉強法の本を10冊以上読み漁った。
・記憶の定着には
「エビングハウスの忘却曲線」を意識すること
・一度に長時間勉強するより、
「分散学習」が効率的
・人はアウトプットしないと記憶に残らない
こんな科学的な理屈を知れば知るほど、
俺の今までのやり方が
どれだけ非効率だったかがわかった。
「とりあえずノートにまとめる」
「ひたすら書いて覚える」みたいなやり方は、
根性論でしかなかった。
それよりも、
記憶に定着しやすい学習法を最初に学び、
それを試験勉強に応用する ほうが絶対にいい。
俺は、
まず最適な勉強法を確立することから
始めることにした。
4. 「ドラゴン桜」と「本当の勉強法」を実践する
勉強法について本を読み漁る中で、
俺の中で特に衝撃を受けたのが
『ドラゴン桜』と『本当の勉強法』だった。


『ドラゴン桜』は、
東大合格を目指す生徒たちが
「科学的に正しい勉強法」を実践していく話。
単なる根性論ではなく、
「どうすれば最短で合格に近づけるのか?」を
徹底的に追求している。
一方、『本当の勉強法』では、
脳科学や心理学の観点から、
「記憶に定着する学習法」が詳しく解説されていた。
俺はここから、
1級建築士試験に活かせるポイントを
徹底的に抜き出して実践した。
① 「アウトプット最優先」勉強法
これまでの俺は、
参考書を読んでノートにまとめる
「インプット中心」の勉強をしていた。
でも、
『ドラゴン桜』と『本当の勉強法』では、
「人間の記憶はアウトプットしないと定着しない」
とはっきり書かれていた。
つまり、「読むだけ」「書くだけ」では意味がない。
問題を解く
説明する
話す
といったアウトプットが最強。
そこで、俺は勉強法を180度変えた。
・参考書を読む時間を減らし、
問題演習を最優先 する
・ノートまとめをやめ、
間違えた問題を解説できるようにする
・「誰かに教えるつもり」で
声に出して説明する(実際には独り言)
特に、
声に出して説明するのは効果が抜群だった。
例えば、「建築基準法の用途制限」を覚えるとき、
ただ暗記するんじゃなくて、
「これはこういうルールがあるから、こうなる」
みたいに理屈を整理しながら話す。
「言葉にすると、驚くほど記憶に残る」 というのを、このとき初めて実感した。
② 「分散学習」で記憶を最大化
『本当の勉強法』の中で、
「エビングハウスの忘却曲線」が紹介されていた。
人は、新しく学んだことを1日後には74%忘れる。

このデータを見た瞬間、俺はゾッとした。
「こんなに忘れるなら、
長時間勉強しても意味なくない?」
でも、ここで「分散学習」の考え方が出てきた。
長時間やるより、
短時間×回数を増やしたほうが記憶に残る。
だから俺は、
1回の勉強時間を短くして、
1日に何度も復習する方式 に切り替えた。
・朝の通勤電車 →
前日に間違えた問題をスマホで確認
・昼休み →
5分で午前中に覚えたことを思い出す
・仕事終わり →
家に帰る前に10分で軽く復習
・夜の勉強 →
その日に学んだことを総復習
「1回で完璧に覚えようとしない」
その代わり、何度も短時間で繰り返す。
これを徹底したら、
記憶の定着率が明らかに変わった。
③ 「土日一気にやる」作戦の見直し
最初のころは、
土日に10時間詰め込むような勉強をしていた。
でも、これは完全に逆効果だった。
『ドラゴン桜』でも、
「人間の集中力は限界があるから、
ダラダラ長時間勉強しても意味がない」
と言われていた。
そこで俺は、
「土日は長時間勉強する」のではなく、
「戦略的に学習を組み立てる」 ことにした。
午前中 → 記憶系(法規や環境設備)をインプット
午後 → 問題演習(過去問・模試)
夕方 → 「今日覚えたこと」を軽く振り返る
このスケジュールにしたら、
圧倒的に疲れにくくなったし、
記憶の定着も良くなった。
こうして、
俺は「勉強の勉強」で学んだ内容を、
1級建築士試験に落とし込んでいった。
5. 勉強法を実践した結果、
最初の模試で現実を突きつけられる
こうして、俺は
「アウトプット重視」
「分散学習」
「戦略的な勉強スケジュール」
を徹底しながら、
1級建築士試験に向けて勉強を進めていった。
「このやり方なら、絶対に合格できる!」
そう思っていた。
だが、
最初の模試で現実を突きつけられることになる。
「手応えはあった」…はずだった
勉強を始めて3ヶ月、
ついに最初の模試 を受けることになった。
「アウトプット中心で勉強してるし、
今までの俺とは違う!」
試験中も、
問題を解きながら「これはいけるんじゃないか?」という手応えがあった。
しかし、結果は…
合格ラインに20点以上足りない。
「自分の勉強法は間違っていたのか?」という不安
結果を見た瞬間、頭が真っ白になった。
「こんなに勉強したのに、
まだ全然足りないのか…?」
本番まであと4ヶ月しかない。
ここで一気に焦りが出てきた。
特にダメだったのが計画と法規。
・計画 → 「これは覚えた!」と思っていた知識が、
微妙に違っていた
・法規 → 過去問を解いたことがある問題でも、
試験形式だと時間が足りない
俺はここで、ある重大なミスに気づいた。
「知ってるつもり」になっていただけだった。
6. 「知ってる」と「できる」は違う
『ドラゴン桜』で言われていたことを、
俺はまだ理解しきれていなかった。
「問題を解けるようにならないと意味がない」
俺は過去問をたくさん解いていた。
でも、「なんとなく理解したつもり」で終わっている問題が多かった。
そこで、新たに取り組んだのが
「解説を自分の言葉で説明する」トレーニング。
「自分の言葉で説明する」トレーニング
①過去問を解く
②間違えた問題は、解説を読んで「理解した」と思う
③誰かに説明するつもりで、口に出して解説する
これをやってみたら、
驚くことに全然説明できない問題が
めちゃくちゃ多い ことに気づいた。
「えっと…これは、
こうだから…いや、なんでこうなるんだ?」
知識がちゃんと整理できていないと、
説明が詰まる。
「理解しているつもり」だったことがバレる。
このトレーニングを取り入れてから、
俺の勉強効率は劇的に上がった。
7. 「試験本番と同じ環境で解く」ことの重要性
もう一つ、
俺がやらかしていたミスがあった。
それは、
「試験本番と同じ環境で問題を解いていなかった」
こと。
俺はこれまで、
• 過去問を1問ずつ解く
• すぐに解説を読んで理解する
• 「なるほど、わかった!」で終わる
こういう勉強の仕方をしていた。
でも、模試のときは試験時間の中で、
まとめて問題を解かないといけない。
ここで気づいた。
「1問ずつじっくり解く勉強」
と
「本番で時間内に解く勉強」は、
全くの別物だった。
8. 「試験本番シミュレーション」を取り入れる
ここから、
俺は本番を意識した勉強法に切り替えた。
・毎週1回、時間を計って50問解く練習をする
・できれば、
試験会場と似た環境(カフェや図書館)でやる
・「時間が足りない!」という状況に慣れる
これを徹底した結果、
「解くスピード」と「問題を見た瞬間に判断する力」 が一気に上がった。
9. 「これならいける!」という確信
• アウトプット中心の勉強
• 自分の言葉で説明するトレーニング
• 試験本番シミュレーション
この3つを徹底したことで、
次の模試では合格ラインを超えることができた。
「このやり方なら、絶対に合格できる!」
ようやく、そう思えるようになった。
10. 本番前の最後の追い込みと試験当日
試験本番まで、もう時間はない。
残された時間、どれだけ集中できるか、
それがすべてだった。
仕事終わりに家に帰ると、
すぐに過去問を広げ、何度も繰り返し解いた。
仕事の合間にも、
脳内で計画と法規の条文をつぶやいていた。
歯磨きをするのと同じくらいに
勉強が習慣化されていた。
やらないと"気持ち悪い"くらいに。
今思うとここまで早くもって行くことが
合格への最短ルートだったのかなと思う。
この試験にかける気持ちは、
“これで自分の人生を変える” という気持ちだった。
絶対に諦めたくなかったし、
迷っている暇は一秒もない。
俺の人生の中で、
こんなに必死になったことはなかった。
「最短合格」という意地を込めて
1年で最短合格するという目標が
俺を突き動かしていた。
最初から決めていた。
「1年で取る。無駄にしたくない。
もう一度、人生をやり直すために。」
試験が近づくにつれ、
「絶対にここで諦めてなるものか」 という意地が
湧いてきた。もう後戻りはできない。
• 朝は5時に起きて、まずは計画の問題を解く
• 昼休みは法規のテキストを開く
• 仕事が終わったら、そのまま模試の復習
ここで注意して欲しいのが
絶対に睡眠時間は削ってはいけない
ということだ。
これはどのジャンルの一流の人が言うことだが、
いいパフォーマンスはいい睡眠から
とはよく言ったものだ。
睡眠時間を確保することは最優先事項だ。
それ以上に大切なものはない。
そう断言できる。
なので、朝早く起きて2時間勉強を終わらす。
夜は朝起きてすぐに勉強に
取り掛かれる準備をして寝る。
このルーティンが最強である。
勉強の日々が、
地獄のように思える時もあったけれど、
それでも手を止めることはなかった。
だって、これが俺にとっての“最後のチャンス” だと思っていたから。
試験当日…覚悟を決めて迎えた瞬間
試験当日。
その朝、目が覚めた瞬間、
妙に落ち着いている自分がいた。
胃がキリキリと痛む。訳でもなく
自信に溢れている。
試験の雰囲気に慣れる練習がここで
現れたと思う。
本番に強い人はすべからく皆
練習の時に緊張感をもって取り組んでいる。
これは、本番で最高のパフォーマンスを出すのに
必須である。
試験会場に到着し、周りを見渡すと皆緊張の面持ち
隣の人の心臓がまるで
鼓膜を破りそうなくらい大きく響いていた。
「ここまで来たんだ。
全て出し切れば、全く問題ない。」
自分にそう言い聞かせながら、席に着く。
試験官が「始めてください」と告げる。
その瞬間、全身に電気が走った。
試験中の冷静さと焦りの間で揺れる心
試験が始まった。
問題を解きながら、
少し冷静になれる瞬間があった。
しかし、焦りもひしひしと感じていた。
どんなに勉強してきても、試験の中で、
心の中に常に「時間が足りない」という
不安があった。
計画の問題で一瞬手が止まる。
過去に解いたことがあるはずの問題。
でも、なぜか一瞬わからなくなる。
その時、脳内で何度もその問題を解き直す。
時間をかけすぎては絶対にいけない。
焦らないように。
でも、問題が進むにつれて、
時間のプレッシャーが強くなっていった。
「あ、これはいけるかも…」
試験終了後の静かな確信
試験が終わった瞬間、
椅子から立ち上がると、
自分の体が震えているのが分かった。
試験中は、
どうしても「絶対合格しなきゃ!」という気持ちが
強くて、精神的に疲れていた。
だけど今、
全てをやりきった後の解放感が込み上げてきた。
「やりきった…」
その言葉が心の中で何度も響いた。
結果がどうあれ、この1年間、
俺がやってきたことに後悔はない。
11. 合格発表とその後の感情の波
試験から1ヶ月、合格発表の日が近づくと、
もう何をしていてもそわそわしていた。
合格したら、すべてが報われる。
その一方で、もし不合格だったら、
すべてが無駄になるという恐怖もあった。
そして、ついに合格発表の日。
俺は通知が届くその瞬間を、
震える手で確認した。
画面に表示された合格者の名前…
そこに、俺の名前があった。
その瞬間、胸の奥から涙が溢れ出した。
涙の理由は、ただの合格じゃなかった
涙が止まらなかった。
喜び、達成感、疲れ、
すべてが入り混じった感情が一気に押し寄せてきた。
俺が泣いた理由は、ただ合格したからではない。
1年という短い期間で、どれだけ苦しみ、
悩み、辛い時間を乗り越えてきたか。
そんなすべてが、この合格に繋がったんだと思ったら、その瞬間まで戦ってきた自分を誇りに思えた。
12. 合格後の次なるステージ
合格が決まった瞬間、
俺の中で一つのゴールは達成された。
しかし、その先に待っているのは、
さらに大きな挑戦だった。
試験の合格は、
あくまで「スタートライン」に過ぎない。
1級建築士という肩書きを手に入れたからこそ、
これからが本当の戦いだと思った。
これからはその資格をどう活かすかが重要だ。
合格後の達成感と空虚感
合格通知が届いた日、
確かに喜びや達成感で胸がいっぱいだった。
でも、しばらくして気づいた。
空虚感がこみ上げてきたのだ。
今まで、合格を目指して必死に走り続けてきた。
それが終わった瞬間、
突然何をしていいのか分からなくなった自分がいた。
「これからどうするんだ?」
試験前に立てた目標が達成された後、
目標を持ち続けることの難しさを痛感した。
試験に全力を注ぎ込んだ結果、
精神的に燃え尽きてしまった自分がいる。
だけど、
試験の合格が自分を成長させた証拠だと信じて、
新たな挑戦に向かって走り出すことを決めた。
次なる目標に向けての覚悟
合格したからといって、
成長が止まるわけではない。
むしろ、
これからが本当の意味でのスタートだと思った。
俺の中には、
常に「次のステップへ」という気持ちがあった。
資格を取るために努力したその姿勢を、
これからの人生にも活かしていきたい。
仕事においても、建築士としてのスキルを更に高めていくために、新たな学びを取り入れ続けることが必要だと感じた。
13. 自分の人生を切り開く力を手に入れた
1級建築士という資格を手に入れたことが、
俺にとって人生を切り開く力を手に入れた瞬間だと実感している。
試験の勉強を通じて、
努力の大切さや目標設定の重要性を学んだ。
そして、何よりも「やりきる力」が身に付いた。
どんなに苦しくても、
目標を見失わずに必死に走り抜ける覚悟を持つことができた自分が、
今では誇りに思える。
これからは、この資格を活かして、
さらなるステップアップを目指すと同時に、
同じように努力し続ける人たちに
自分の経験を伝えていきたいと思っている。