熱中症

仕事中にうちの奥さんからLINEが入った。
娘が高熱だしているらしい。
寒気がして、真夏日の夜に毛布にくるまっても寒く、呼吸もうまくできない。
熱を測ってみると、39・1度あった。

放課後児童教室の後に、神社の祭りに出かけたらしい。出かけるときと前は、元気で普段通り遊んでいたみたい。

その日の朝、犬の散歩をしていたら、登校中の小学生たちがお祭りに行くのかお互いに確かめ合ってた。地元ではけっこう知られた祭りなのかも。

お祭り会場では、食べ物の屋台が何軒もでていたみたいだけど、娘はどれも食べたがらなかった。
祭りにいけば必ずたべるイカの丸焼きもおいしそうに見えなかったみたいだ。

体がだるくてすぐにでも帰りたかったみたいだけど、30分がんばってお祭りを楽しんだ。くじ引きと金魚すくいだけやって帰ってきた。

屋台を見ながらあるいてるあいだは、だるくて喉が渇き続けていたので、水筒の水をずっとがぶ飲みしていた。
もうそのときには体内の熱処理の均衡が破られていたのかもしれない。

帰りの車の中でガタガタ震え始めて、うまく呼吸ができなくなったらしい。
家に療養食みたいなものがいっさいなかったので、帰りにスーパーマーケットに立ち寄った。
車で待ちたくなかったから、イートインコーナーで体を震わせながら買い物が終わるのを待っていた。
見知らぬ子どもたいがアイス食べているのを見てもなんの感情もわかなかったらしい。

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