【礼拝ノート】「イエスさまはどこから」
これは2023.12.3、おもに子どもとその保護者が参加する礼拝で、教会員奉仕者Y.M(女性)がお話されたものを書き留めて、話の流れに沿ってまとめたものです。
【 聖書箇所 】
【 説教要約 】
仮庵祭にたくさんの人が集まってきました。みんなイエスさまのことを噂しています。「この方はメシアだ」という人もいれば、「悪霊に取りつかれているんだ」という人もいます。みんなイエスさまのことがはっきりわかりません。
そのような中でイエスさまは大きな声で言いました。「わたしをお遣わしになった方は真実です」。イエスさまは神さまのもとから来られた、と言われたのです。神さまは私たちの救いのために愛をこめてイエスさまを送ってくださったのです。
今日、最初のキャンドルに火が灯りましたね。1本目のキャンドルは約束のキャンドルです。遠い遠い昔から、神さまはわたしたちの救いのためにイエスさまの誕生を約束しておられたのですね。
【 説教まとめ 】
今日のお話は、仮庵祭でのできごとです。仮庵祭とは、『出エジプト記』における荒れ野の旅を思い起こし、テントや仮小屋で過ごしながら、神の恵み、救いを思い返して過ごすお祭りのことです。
荒れ野には、水も食べ物も何もありませんでしたが、神さまの奇跡によって、イスラエルの民はマナやうずら、水を与えられました。
イエスさまもいろんな人の病気やけがを癒やし、5000人にパンを与えたりなさりました。そのイエスさまについて、人々はいろんな話をしています。
「人を惑わしている」と言う人もいれば、「ナザレの大工ヨセフの息子だ」とイエスのことを知っているという人もいました。
しかしイエスさまは、「ご自身は真実である方から遣わされた者だ(ヨハネ7:28)」とご自身を現されました。
今日、アドベントのろうそくに火が灯りましたね。『ヨハネによる福音書』冒頭では、「光は暗闇の中で輝いているが、暗闇は光を理解しなかった(ヨハネ1:5)」と言います。「その光は、まことの光で、世に来てすべての人を照らす(ヨハネ1:9)」ものであったのに。
イエスさまは、どこから来られたのでしょうか。
イエスさまは、神の国から来られました。今日、灯された1本目のキャンドルは、『約束のキャンドル』と呼ばれています。
どのような約束でしょうか。
すべての人はアブラハムに与えられた祝福をとおして祝福に入ることができます。それはヤコブへの約束においても言われていることです(創世28:13-15)。
神さまは滅びに入った私たちを救うためにイエスさまを送ってくださいました。神は長い長いご計画をもって私たちを救おうとされたのです。
世は平和ではありませんが、神さまからの救いの約束は、今も続いています。
イエスさまは、何が正しく、何が幸いなことなのか知らずに右往左往している私たちのために来られました。
私たちは、人に優しくすると嬉しくなります。私たちは神が喜ぶことをすると、私たちは喜びます。
私は、いろんなところに寄付をしています。寄付をすると、「この人たちも困っています」というメッセージも送られてきます。それを見ると、私は心苦しくなります。
すべての人に応えることができないからです。
イエスさまは、すべての人に応えられています。
私たちは、そのようなイエスさまのことを信じられているでしょうか。イエスさまに救いがあることを信じられているでしょうか。
クリスマスに向けてイエスさまの誕生を待ち望み、みんなで一緒にお祝いしましょう。
お祈りをします。
【 お祈り 】
天の父なる神さま、わたしはクリスマスを迎える時期にちょっと複雑な気持ちになります。なぜなら、みどりごイエスさまが十字架に架けられるためにお生まれになったからです。
しかしそれは神様がわたしたちの救いのためにされたことであり、神さまの大きな愛の中でわたしたちが日々生かされていることをわかる者とさせてください。
イエスさまのお名前によって祈ります。アーメン。
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