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【CS礼拝】2024.3.24「神さまの愛」

  これは2024.3.24、おもに子どもとその保護者が参加する礼拝で、教会員奉仕者M.Tさん(女性)がお話されたものを書き留めて、話の流れに沿ってまとめたものです。
  本文では、『聖書協会 新共同訳』を引用しています。

【 聖書箇所 】

  イエスは御自分の身に起こることを何もかも知っておられ、進み出て、「だれを捜しているのか」と言われた。  彼らが、「ナザレのイエスだ」と答えると、イエスは「わたしである」と言われた。イエスを裏切ろうとしていたユダも彼らと一緒にいた。  イエスが「わたしである」と言われたとき、彼らは後ずさりして、地に倒れた。  そこで、イエスが「だれを捜しているのか」と重ねてお尋ねになると、彼らは「ナザレのイエスだ」と言った。  そこで、イエスは言われた。「『わたしである』と言ったではないか。わたしを捜しているのなら、この人々は去らせなさい。」  それは、「あなたが与えてくださった人を、わたしは一人も失いませんでした」と言われたイエスの言葉が実現するためであった。  シモン・ペトロは剣を持っていたので、それを抜いて大祭司の手下に打ってかかり、その右の耳を切り落とした。手下の名はマルコスであった。  イエスはペトロに言われた。「剣をさやに納めなさい。父がお与えになった杯は、飲むべきではないか。」

ヨハネによる福音書 18章4-11節


【 説教要約 】

  弱く、揺れてしまう、そんな私たちを導く光として、イエスさまが与えらえました。

  私たちの日々の笑顔や喜びはもちろん、間違った行いや裏切りをもすべて神さまはご存じです。どのような私たちをも、神さまは愛してくださいます。私たちがイエスさまの十字架を覚えて、祈り続けていくことができるように共にいてくださいます。

  私たちは神さまの大きな愛のうちに新しくされ、つながって生きていく力をいただいているのですね。


【 説教まとめ 】

  2月14日(水)~3月30日(土)は、レント(受難節)ですね。この期間は、十字架の死に向かわれるイエスさまのお苦しみを覚える時です。

  今週は、受難週に入ります。この受難週から主の復活にいたるまでの出来事は、次のようにあります。


3月24日(日) 棕櫚の主日礼拝
  イエスさまがろばに乗ってエルサレムに入城された日

3月28日(木) 洗足の木曜日
  最後の晩餐で、イエスさまが弟子の足を洗われた日

3月29日(金) 受難日
  イエスさまが十字架の死を迎えられた日

3月31日(日) 主の復活
  イエスさまが復活され、マリアの前に姿を現された日


  本日の聖書箇所は、最後の晩餐を終えられたイエスさまが、弟子たちをつれてゲツセマネの園に出かけられたときのお話です。

  その園には、ユダは銀貨30枚でイエスさまを売ったことで、ファリサイ派たちが取り囲んでいました。


  イエスは御自分の身に起こることを何もかも知っておられ、進み出て、「だれを捜しているのか」と言われた。  彼らが、「ナザレのイエスだ」と答えると、イエスは「わたしである」と言われた。イエスを裏切ろうとしていたユダも彼らと一緒にいた。

ヨハネによる福音書 18章4-5節

    イエスさまは、どんな方でしょうか。

  イエスさまは、私たちが迷ったとき、困ったとき、過ちを犯すとき、その罪を赦し、道しるべとなってくださる方です。

  イエスさまは、園をファリサイ派たちが取り囲んでいることも、彼らの思いが身勝手であることも、すべてご存じでした。

  その自分勝手な人々に、イエスさまは進み出て捕らえられ、侮辱され、なぶられ、私たちの罪を負って十字架にかけられます。

  イエスさまは、弟子たちを守るために自ら進み出ましたが、ペトロは、イエスさまを守るために剣で切りつけてしまいます。

  それに対しイエスさまは、「父のお与えになる杯は、飲むべきではないか」と答えられます。

  ペトロは、この後、イエスのことを3回「知らない」と言います。そのこともすべてイエスさまはご存じです。それを知ったうえで、ゲツセマネで祈られたのです。

  あなたのこの一年はどうでしたでしょうか。

  楽しいことだけではなく、つらいこと、苦しいこと、いろんな出来事があったはずです。それはすべて大切な出来事だったのです。

  神は共にいてくださり、大変なことを背負ってくださり、私たちを導いてくださいます。

  お祈りをします。


【 お祈り 】

  天にいらっしゃいます父なる神さま。共に歩んでくださる恵みに感謝いたします。

  神さまが私たちを罪から救うためにイエスさまを与えてくださったことを覚え、この週を歩むことができますように。

  このお祈りをイエスさまのお名前によってお献げします。

  アーメン。

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