【CS礼拝】2024.2.11「私の平和って!」
これは2024.2.3、おもに子どもとその保護者が参加する礼拝で、教会員奉仕者M.I(男性)さんがお話されたものを書き留めて、話の流れに沿ってまとめたものです。
本文では、『聖書協会 新共同訳』を引用しています。
【 聖書箇所 】
【 説教要約 】
1.「平和」で何を連想しますか?⇒英語ではpeace(ヘブライ語ではシャローム、ギリシャ語ではエイレーネー)。神と人との和解としての「平和」
2.「平和」の反対語は何ですか? 平和⇔戦争
3.「平和」とは何か?
『聖書辞典』による5つの分類
➀ コリントの信徒への手紙 Ⅰ 14章35節
② ローマの信徒への手紙 8章6節
③ エフェソの信徒への手紙 2章14節
神に対する平和。すなわち和解としての平和
④ ローマの信徒への手紙 14章18-19節
人間相互の間における平和。
⑤ ローマの信徒への手紙 5章13節
魂の平和
4.今日は何の日⇔建国記念の日(1966年)⇔紀元節⇔国旗国歌法(1999年)⇒私の苦い思い出!!
5.【結びの言葉】使徒ヨハネを通して神さまからの呼びかけ(言葉)「あなたに平和があるように。」みなさんにとって ” 私の平和って! ” 何か、考えていきましょう!⇒他人に強制されない自分の思い!
【 説教まとめ 】
今日の聖書箇所である『ヨハネの手紙 三 』の13節は、「あなたに書くことはまだいろいろありますが、インクとペンで書こうとは思いません」と言っています。
何だかカッコいいですよね。いつか私も、この言葉を使ってみたいなと心の中で温めています。
さて、結びの言葉では、「あなたに平和があるように」と言っています。「あなたに」と言っていることから、これは特定の人に向けて書かれた言葉です。
平和とは、英語ではpeace、ヘブライ語ではシャローム、ギリシャ語ではエイレーネーと言います。
平和の反対語は、何ですか。
そうです、戦争です。
世界では、今でも数多くの戦争や紛争が起こっています。しかし、聖書の中で語られる平和とは、もっと深い意味をもっています。聖書辞典で、平和は5つの意味が示されていますが、そのうち3つを取り上げます。
【 聖書辞典 】
③ 神に対する平和(和解)
④ 人間関係の平和
⑤ 魂の平和
そのうち重要なことは、③の神と人との和解のことであって、キリスト・イエスによって、私たちに平安が与えられました。
この平和のために神、イエスさまの方から私たちのもとに来られて、平和が打ち立てられました。これが私たちの希望であり、誇りなのです。
さて、少し話は変わりますが、今日は何の日ですか?
建国記念日ですか……実は、そうではないのです。建国記念日ではなくて、” 建国記念の日 ” なのです。
何が違うのかというと、記念日とは「その日」のことを指しますが、記念の日とは「この日ではないかな」ということを指します。
この建国記念の日は、日本書紀に基づいて「この日ではないか」と定められ、建国の日を偲ぶために定められました。
私の苦い経験を少しお話します。
1960年代に、私は学生で、信仰の自由を守るためにデモをして戦いました。教員になった後も、国旗の日の丸を拝んで、『君が代』を斉唱させられることにも抵抗したことがあります。
今の私たちには、信仰の自由が保障されていますが、こういった苦々しい出来事を通して勝ち取ってきた自由であるということを、私たちは心にとめておく必要があります。
平和の反対は、戦争です。しかし、このようなことを思い巡らせると、単純に「戦争がないことが平和である」と言えるだろうかと疑問が湧いてきます。
私たち一人一人が平和とは、何かを考える時間を少しとってみてください。
最後に、聖書がいう平和を紹介します。
お祈りをします。
【 お祈り 】
私たちの父なる神さま。今日もあなたによって命を与えられ、礼拝を献げることができ、ありがとうございます。
私たちはイエスさまによって、神さまの平和の時が来ることを希望をもって待つことができます。今、苦しみの中にいる人たちにも、どうぞ確かな希望を与えてください。そのために私たちが差し出すささやかなものをあなたが用いてくださいますように。
イエスさまのお名前によってお祈りいたします。
アーメン。