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眠れるバーチャ民の胸騒ぎが聴こえる2025
ザワ………ザワ…
ザワザワ………
SEGA、AM2研、アストロシティ…
そう聞いて胸熱なのは僕だけではない
1993年
世界初の3D対戦格闘ゲーム
それがバーチャファイター
ポリゴンなんてワードが飛び交い
それまでの2Dの平面にアニメ的立体感を
施したものとは一線を画したのが
世界から賞賛された
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170872935/picture_pc_992676d0848b7bd4824a11a2355da067.png)
当時、僕はあまり関心がなかったんです
なんとなくですが
万博みたいなとこで体験できるゲーム?
(伝わるかな…)
みたいに思ってしまい、その騒ぎには
近づく事はなく、相変わらず
ストリートファイター…所謂スト2などを
小学生にボコられながらやってたり
(あ、ゲーセンに赴いた時だけね)
今ひとつ惹かれなかったんですが
ある日、巨大なモニターに映し出された
バーチャファイターからの効果音が
僕の耳に届いた瞬間に
「オッフ!」とわけのわからない声が漏れ
俄然興味がそそられた訳です
その効果音はリアリティとは全くもって
かけ離れたものでした
ガッキーン❗️(文字にすると迫力がない)
重厚な金属がぶつかり合うような音は
一方のキャラクターが
もう一方のキャラクターの顔面に
飛び膝蹴りを喰らわせた音だったんです
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170873218/picture_pc_8b15bd930e97eeb25f756ecd8346b5a7.png?width=1200)
生まれて初めてヘビーなギターサウンドに
痺れた瞬間に酷似していました
まるでプラレス三四郎ではないか❗️
などと興奮した記憶があります
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170873708/picture_pc_e5e20b054db9cda351e6c8cd4402349c.png)
しかし、僕が興味を持ったのは
バーチャファイターが稼働してから
かなりの時間が経過してからの事
僕は「よし、バーチャとやらをやってみようではないか❗️」
と、鼻息荒くゲーセンに赴いたその日
テスト稼働として
なんと‼️「バーチャファイター2」が
巨大なモニターに映し出されてました
当然その前には黒山の人集り
その中に混じりモニターを注視すると
ちょっと信じられない映像が
目の前に広がっていました
そこには…
あのキャラメル箱で組み立てたような
人型ロボの格闘ではなかったのです
なめらかに動くキャラクターたち
ぶっ壊れたコロシアムのような場所で
時折稲妻が鳴り響き空の向こうで明滅し
一騎打ちの闘いを繰り広げていました
その時の興奮といったらもうね
哀戦士で稲妻が鳴り響く中で登場した
グフを見た時のように痺れました
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170873963/picture_pc_b5c6b9e01041737739ad6eaf28b12918.png?width=1200)
そして新たなキャラクターが追加されて
いることにも驚きました
ソカシのような酔拳じーさんと
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170875287/picture_pc_0a4fc0592e54028d2d4a6dea4916af88.png?width=1200)
蟷螂拳使いのカマキリ小僧がいました
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170874820/picture_pc_c49b5ab9e84d6c666b044e8ac8e6fed2.png?width=1200)
その興奮度合いたるや
筆舌に尽くしがたいほどであります
普通ね?格闘ゲームってのは
バラエティに富んだキャラクターが
ありとあらゆるジャンルでもって
闘いを繰り広げるものでしょ?
ところがこのバーチャ2の新キャラは
中国拳法の使い手だったのです
いや、既に中国拳法のキャラは
いっぱいいるんですよ?
そこへ畳み掛けるように拳法使いが…
きっとカンフー映画で育った連中には
夢のようなゲームだった事でしょうね
それこそジョジョのスタンドを目覚めさせる矢に突き刺さったほどの衝撃だったに違いありません
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170875528/picture_pc_803f25487ae6252b6d60bddb937c78c4.png?width=1200)
間違いなく僕もその中の1人です
余談ですが
いい歳こいた大人がゲーセンに行くなど
今現在では笑止千万でしょうか…
でもね、当時はいい大人がゾロゾロと
ゲーセンに溢れていたんです
オタクではないんですよ?
普通のリーマンもチャラいチンピラも
ゲーセンに集い強者を求めていたんです
(ちょいとそこのあなた!他にやる事なかったんかーいとか言わない)
それほどまでに影響力がヤバかったのは
皆が知るところでしょう
野郎どもが沢山集まるんだから
そりゃあ揉め事や問題なんて当たり前
治安悪い地域だとオタクは近づけない
(僕はオタクではありませんが…)
大阪だと筐体の向こうの強者が
吉本芸人だったなんて話はザラでした
そうこうしていると
各地域の名称が頭に付いた人々が
もてはやされる現象が起こります
もちろん本名などではなくて
地域➕キャラ名が定着していきました
〇〇ジャッキーだの〇〇アキラだの
全国にその名が知れる
達人たちの爆誕です
彼等はやがてメディアに登場し
ゲーム制作にまで携わる者までいました
恐ろしく細かい分析による戦術などを
各キャラクター毎に書き記した本などが
出版されたりもしました
定期的な大きな大会や
彼等のような有名プレーヤーと
対戦するイベント(100人組手)が
各地のゲーセンで執り行われる等
まさに引っ張り凧
そんな日々も束の間
新作が開発され続けていくのですが…
徐々にその熱も冷えていくのです
その大きな原因はいくつもありました
その一つとされているのは
コンシューマーゲーム機
据え置き型の家庭用ハードの進化は
止まる事はなかったのです
これによりゲーセンの価値は暴落
ネットの急速な普及が
ゲーセンに赴く理由を奪い去りました
そのほかの原因としては………
と、まあなんというか
ネガキャンしたいわけじゃあないので
このへんにしておきます
とは言え、同時期に発売された
「鉄拳」は未だ現役ではありますから
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170875990/picture_pc_5148ae3811a97b8929603c01d2a4a4cf.png)
バーチャから参入した格ゲーファンは
複雑な気持ちだった事でしょう
いやむしろ逆か…
格ゲーファンとしては今現在でも
更新され続けている事は喜びですかね…
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170876016/picture_pc_ef233c1b3b516ba731e1f58b026f57ef.png?width=1200)
さて、バーチャジャンキーなどと揶揄された大勢の漢たち…ズラリと並ぶ筐体に胸踊る日々はゲーセンごと消え去り、日常へと飲み込まれていったのです
そんな哀しさや寂しさを
いきなり吹き飛ばすニュースが流れました
ティザームービーが動画サイトに登場
そうなんです
新作のバーチャファイターの開発と聞き
僕はご覧の通りnoteに
書き込んでしまうほどなのです
あ、言ってはなんですが
僕はクソヘタクソですからね❗️
で、その映像たるや
凄いのなんのって…
長らくグラフィックで驚く事は
そうそうなかったわけですが
今回、ちょっとビビりましたねぇ…
https://www.famitsu.com/article/202412/27538
とても短い映像なのでよくわかりません
ですが、とんでもない格ゲーになる
ってな予感はしますよね
どこまでも派手な演出に拘った鉄拳とは
対照的なバーチャファイター…
どっちが良いとか悪いとか
そんなのは1ミリも気にしないですが
あの頃とはまた違った盛り上がりで
格ゲー界隈を牽引して欲しいと願います
このくらいで
僕の謎の熱い雄叫びは〆としておきます